複数のYouTube動画で名誉を著しく傷つけられたとして、宗教法人「幸福の科学」などが、大川宏洋氏に対し計2000万円の損害賠償などを求めた裁判で、東京地裁は21日、宏洋氏に合計132万円の支払いを命じるとともに、発言部分の動画の削除を認め、幸福の科学が勝訴した。

判決では、宏洋氏が動画で発言した、教団が運営する芸能事務所「ニュースター・プロダクション(NSP)」や「ARI Production(アリプロ)」が所属タレントを監視していてタレントは外部と自由に連絡がとれないこと、教団内で人が死ぬ事件がいっぱい発生していること、などについて、「原告らの名誉ないし信用を違法に毀損するものである以上、これを放置することは許されない」として、幸福の科学グループへの名誉毀損部分の動画の削除を命じた。

本欄でも、宏洋氏の虚言や奇行についてはさまざまに報じてきたが、そもそも、自分も半袈裟を着けて説法していて、「信仰したことはない」という妄言を吐く人物なのだから、他人の名誉を下げられる人ではなかろう (幸福の科学サイト【涙ながらにエル・カンターレ信仰を語る宏洋氏】。これまで教団内外で多くの人々にお世話になっておきながら、自分に尽くした人が全て悪人になる人は、最大の悪人である。

【関連記事】

2020年3月14日付本欄 宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(1) 大川総裁に関する「虚言攻撃」の誤り

https://the-liberty.com/article/16912/

2019年12月28日付本欄 常軌を逸している宏洋氏の動画の「毒水」(1)──目撃したことがないのに「女性問題」を語る

https://the-liberty.com/article/16633/

2019年6月26日付本欄 宏洋氏が主張する「神託結婚」はまったくの嘘 【宏洋氏・保守雑誌「WiLL」の嘘(1)】

https://the-liberty.com/article/15946/