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国際団体「チベット・アクション・インスティチュート」はこのほど、中国政府が行うチベット人に対する弾圧に関する報告書を発表しました。

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報告書によると、中国政府はチベット人の学生の4分の3を強制的に寄宿学校に入学させています。一部は親元から切り離されるといい、その数は6歳から18歳までで80万人から90万人に上るとされています。

寄宿学校は、チベット人のアイデンティティを消し去り、中国共産党の価値観を浸透させることで、支配を強めることを目的としています。チベット人教師の証言によると、4歳以上の子供は寄宿学校に入学が義務づけられています。学校内ではチベット語の使用は禁止され、授業はもちろんのこと、童謡や就寝前の物語はすべて中国語で行われます。そうした教育を受けると、7歳になるころにはほとんどチベット語が話せなくなるといいます。

また寄宿学校の中では、政治的洗脳や人種差別から始まり、身体的、性的虐待が横行しています。寄宿学校の元学生の証言者は「学校内外の男性や男性教師が女子寮に頻繁に侵入してきていました。そして体罰は想像を絶するほど凄まじいものです。教師は怒ると椅子や鉄棒などで出血するまで殴る。頻繁に殴られるので、私たちは恐怖の中で過ごしていました。寄宿学校の3年間は、まさに悪夢でした」と語っています。

中国政府はチベットの寺院学校やその他の私立学校を次々と閉鎖させ、中央化された寄宿学校を設立しています。

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