岸田文雄首相が衆院解散に打って出て、日本中が選挙戦一色となっている。
新型コロナウィルス感染は一旦落ち着いたように見えるものの、今も飲食店などへの営業時間短縮などが要請されており、冬が近づくにつれ第六波も懸念されている。
混乱が続くアフガニスタン情勢や覇権拡大を強める中国など、国際情勢も不安定だ。
先が見えない状況の中、18日、大川隆法・幸福の科学総裁は法話「新しい資本主義の風景」を行った。
「中間層を厚くする」は、実は資本主義に反する政策
大川総裁は冒頭、岸田首相が研究している「新しい資本主義」のメインである「中流階級を厚くする」という点について、ヒットラーのメイン政策と同じであると喝破。
さらに、新しい資本主義を提唱している人が現代にもう一人いるとして、中国の習近平国家主席の名を挙げた。マルクスによる『資本論』の考え方について、司馬遼太郎やトルストイらを例に挙げて分かりやすく説明。
また、「大金持ちや資本家を潰して、中産階級にする。そして、補助金を撒いて、下層階級を失くして、中間層だけを厚くするっていう考え方は、基本的には、資本主義には反していることであるので、失敗する運命にはある」と、岸田新政権の「新しい資本主義」が資本主義に反した"統制経済"であると指摘した。
軍事を軸にさまざまな論点を提言
さらに、安倍政権時に北朝鮮のミサイル発射が相次ぎ、政府が避難を呼びかけたことに触れ、そのような「戦時訓練」のような指示や、株価や最低賃金の目標を決めることなどは、マルクスが提唱していたことに近いと指摘。そして、中国や北朝鮮が軍事拡張を続けていること、日本が大幅に後れを取っていることを示した。
折しもこの法話が説かれた翌日の19日、北朝鮮が日本海に向けて短距離のSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を発射。新政権の対応が注目されている。
大川総裁はさらに、中国による「一帯一路」などの経済政策についてや、新型コロナウィルスの次に中国が仕掛ける攻撃、環境活動家グレタ・トゥーンベリ氏の登場で世界が舵を斬る「脱炭素」の問題点など、軍事を軸にさまざまな論点について語り、日本や世界が本来進むべき未来を提言した。
本記事は、法話のごく一部のみを紹介している。法話では上記の内容以外にも、次のような論点が言及された。
- アベノミクスに"パクられた"大川総裁の著書『資本主義の未来』
- 自由民主党はもはや〇〇〇〇党
- 新しい資本主義は中国によってつくられつつある!?
- 映画「新聞記者」が伝えていたのは……
- 岸田首相の「非核論」にひと言
- 経済音痴の習近平氏により中国が抱える問題とは
- コロナ、炭疽菌、その次の"中国の兵器"は?
- 黒字化したドイツが経済発展しない理由
- 世界の脱中国や国防の動きに乗り遅れる日本
- 問題だらけの「グレタ教」に乗る新政権
- デジタル庁の問題点
- 資本主義的発展のためには〇〇が要る
ここに紹介したのは法話のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
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『ヤイドロンの本心』
幸福の科学出版 大川隆法著
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