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中国が、台湾産のバンレイシとレンブの輸入を停止しました。台湾への圧力の一環とみられています。
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中国は19日に、これら2種の果物について、害虫が何度も検出されたとして20日から輸入を停止すると通知しました。3月にも、同様の「害虫」を理由に、パイナップルの輸入を停止しています。
台湾の果物の生産総額では、バンレイシとレンブは、パイナップルに次ぐ2位と3位の果物です。バンレイシの総生産量の23%、レンブの10%が輸出に回っており、そのうち中国向けがいずれも95%を占めます。パイナップル・バンレイシ・レンブの輸入停止が続けば、年間の損失額は約158億円に上るとみられています。
台湾当局は、パイナップルの輸入停止と同様、「輸入先で対処できる害虫」であると共に、「通知から1日で輸入停止とするのは国際基準に合致しない措置」であるとし、世界貿易機関(WTO)への提訴も辞さないとの姿勢を示しています。
蔡英文総統は、自身のFacebookに「中国の突然の措置が貿易上の理由から出たのではないのは明らか」と投稿しました。
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