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北海道の旭川市で今年3月、中学2年生の女子生徒が遺体で見つかった事件で、母親の手記が公開されました。
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手記によれば、亡くなった女子生徒が中学校に入った直後から「死にたい」と言い出すようになったため、母親はいじめを疑うようになったといいます。2019年6月には、子供たちに囲まれ、ウッペツ川に飛び込んだ直後、母親が女子生徒の携帯電話にいじめを受けていることの履歴があることを学校に知らせ、対応を求めたものの、動きはなかったといいます。
その上、女子生徒が入院している間に、母親が学校に呼び出され、教頭から「いたずらが過ぎただけで、悪意はなかった」「加害者にも未来がある」と対応を否定されたことが明らかにされました。さらには、「1人のために10人の未来を潰していいんですか。どっちが将来の日本のためになりますか」と告げられたといいます。
母親は、自身が学校と教育委員会に何度も相談した事実すら否定されており、いじめをもみ消そうとしているように見える、と指摘しました。
今年4月に旭川市教育委員会は「いじめの重大事態」と認定し、第三者調査委員会を立ち上げ、調査を始めているものの、遺族側は、調査の進捗が知らされていないことに強い不信感を抱いているといいます。同市教委は、調査結果をまとめる時期について「今のところ、めどはたっていない」と回答していると報じられています。
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