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中国の習近平国家主席は21日から3日間、チベット自治区を視察しました。国営の中国中央テレビ(CCTV)が報じました。
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報道によると、習氏は、チベット自治区について「経済発展を実現し、人々の生活は大きく改善した。共産党の政策が完全に正しいことを証明している」と強調。ウイグルや南モンゴルなどでも行われている少数民族政策の正当性をアピールしました。
そのほかにも、今後も愛国教育を強化するとし、共産党による統治を徹底していく考えを明らかにしています。
国家主席がチベット自治区を訪問するのは、1990年の江沢民氏以来、初めてです。ウイグル人への人権弾圧の批判が高まる中、少数民族政策の正当性を訴えることで、欧米諸国からの批判を逸らす狙いがあると見られています。
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