2021年9月号記事

ニュースのミカタ 1

国際

外側に敵をつくり続ける
"中国の全体主義"を押しとどめよ

中国共産党の創立100周年を7月1日に迎え、習近平国家主席は演説で、一党支配の正当性を強調しました。

多くの一党独裁国家では「トップの考えは神のごとく正しい」という発想の下、国民を洗脳し、国(党)に忠誠を誓う以外の考え方を認めません。そこに現れるのは自由がない「この世の地獄」でしょう。

また全体主義とされる国では、暴力による支配が行われ、盗聴や尾行、監視カメラなどで人々を監視する秘密警察が暗躍し、当局にとって都合の悪い人々が強制収容所に隔離されます。