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ドイツの自動車メーカー・フォルクスワーゲン(VW)が、中国の電池大手である国軒高科と共同で電気自動車(EV)向け電池の工場をドイツ北部に建設すると発表しました。14日付日本経済新聞が伝えています。

《詳細》

工場では2025年から生産を始め、量販車向けにコストを抑えた電池を生産する予定です。

国軒高科は中国電池大手で、寧徳時代新能源科技(CATL)と比亜迪(BYD)に次ぐ規模。VWは2020年5月に国軒への26%の出資を発表しています。

VWは30年に世界販売の5割、40年には主要市場でほぼ全てをEVとする計画を発表しています。すでにスウェーデンの新興電池メーカー・ノースボルトのスウェーデン工場を建設中であり、今回、国軒高科と共同の工場はグループで2拠点目になります。同社は3つ目の拠点としてスペインを検討していることも明らかにしています。

記者会見でヘルベルト・ディース社長は「EVは電池技術の進歩と規模拡大で安くなる。人々が移動するためのコストは(内燃機関車中心の)今日よりも下がる」と述べています。

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