「総理の座」をめぐる政局が、水面下で流動化しつつある。菅義偉首相の支持率は危険水域に近づいてきた。
菅氏は現在、東京五輪の「強行開催」の線で踏ん張っている。だが仮に五輪を開催できても、感染の第5波・6波はやってくるだろう。その場合は責任追及も厳しいものになる。
解散総選挙の足音も聞こえてくる。自民党の新たな「顔」を狙う"有力候補"たちも水面下で動き始めている。
しかしそもそも、日本はあらゆる面で未曽有の危機に直面している。人類が未経験の世界的なパンデミック、にわかに吹き荒れ始めた「脱炭素」のうねり、そして、中国共産党のとどまるところを知らない拡張主義──。従来の延長線上の「政治学」で、とうていこの国の舵取りはできない。
今、日本の政治家は、どのような信念に基づき、何を成すべきか。「ザ・リバティ」8月号(6月30日発売)では、骨太な「総理の条件」を提示した。
【第一特集】コロナ下の「総理の条件」
主な内容は以下の通り。
条件(1): コロナは10年続くと見て「緊急事態宣言」には頼らない
- 「緊急事態宣言」は必要ない──巣ごもりストレスで別の病気に
ウィルス学者 本間真二郎 - コロナを理由に国力を落としてはならない
経済学者 鈴木真実哉 - 安倍、菅、小池……全体主義の練習をする為政者たち
条件(2): 国民経済を破壊する「脱炭素」 「温室ガス46%削減」は棚上げ
- 46%削減なら電気料金は5倍!バイデン政権は削減する気なし
キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹 杉山大志 - 規制委の暴走を止め、原子力を主力電源化せよ
札幌医科大学名誉教授 高田 純
条件(3): 正義を貫く──台湾を防衛し、経済は"脱中国"
- 尖閣に中国ミサイルが置かれる!?──平時法制の穴を一刻も早く埋めよ
元航空自衛隊空将 織田邦男 - 提言! 台湾有事は予見の段階で「武力攻撃事態」と見なし、自衛隊を「防衛出動」させよ
- いいかげん、経営者は「日本の中国化」を止めよ!
作家・経済評論家 渡邉哲也 - ついに限界! 日本を衰退させ、中国を太らせた「ユニクロモデル」
【第二特集】習近平は敗れるか?──経済と中国軍の弱点を見抜け
米中の対立が価値観をめぐる戦いに発展するにつれて、自由主義国は、中国のプロパガンダに騙されないように用心する必要がある。今回、経済と軍事の観点から中国の化けの皮を剥ぎ、等身大の姿を満天下に知らしめたい。
主な内容は以下の通り。
《中国経済の実態》
- 経済のピークはとっくに終わっている!
- 3兆ドルの外貨準備は蜃気楼
- 中国のGDPねつ造マニュアル
《亡命中国人インタビュー》
- コロナ倒産は日本の60倍/中国政府はいつでも国民の財産を奪う
政治経済学者 何 清●(漣のしんにょうの点が一つ) - 習近平が怖れる人民解放軍の反乱
元人民解放軍中佐 姚 誠
本誌では他にも、以下のような記事を掲載している。
人民解放軍はコロナ生物兵器をこう作っていた!
- 8年以上前に理論化、自然発生を装う生物兵器の生成方法
- 人民解放軍の巨大な生物兵器開発ネットワークとは
- 無症状ウィルスを米国・台湾に撒くシミュレーションも
ニュースのミカタ
- コロナは2、3年では収束しない! 「何としても生き延びる」という強靭さを
- それでも東京五輪を強行するのか──開催したら第5波が来る!
- 経産省トイレ訴訟の逆転敗訴──LGBT保護に限界がある理由
- 「禁酒法」でコロナは減るか?──感染症学者が間違える理由
コロナにも脱炭素にも負けずマツダの自動車を守れ!
──環境活動家グレタから国力の基・製鉄所を守ろう!
ラッファー博士の特別連載
- フラット・タックスが繁栄をもたらす(前編)
ニッポンの新常識 軍事学入門
- 戦後体制の根は深い 弱体化する防衛産業
宇宙人最深ファイルSPECIAL
- 地球をかけた宇宙戦争はもう始まっている
未来への羅針盤
幸福の科学グループ創始者 兼 総裁 大川隆法
- 目標を大きく持つ人は成功が終わらない(前編)