2021年8月号記事
人民解放軍は
コロナ生物兵器をこう作っていた!
中国の研究所から新型コロナウィルスが漏れた可能性が高まっている。
だが、中国の生物兵器の全貌を押さえれば、それはほんの入り口に過ぎないという衝撃的な事実が浮き彫りになる。
本誌6月号記事「アメリカで告発と論文が続々──コロナはやっぱり生物兵器だった!」などで報じて以降、主要メディアは手の平を返したかのように、新型コロナウィルスの起源が中国の研究所である可能性を報じるようになっている。
しかし、起源の追及はこれからが正念場と言える。コロナ問題の根っこには「人民解放軍による生物兵器の研究」があり、この部分まで暴かなければ、中国に責任を取らせることは困難であるからだ。
そうした中、中国共産党の打倒を願うネットユーザーの有志が、コロナの関連論文を含むデータベースを手当たり次第にチェックした結果、人民解放軍に所属、または協力する中国人研究者が山のように存在することが判明。軍が裏で糸を引き、巨大な生物兵器開発ネットワークを構築している可能性が高い。今回、この実態に迫った。
自然発生と見紛う生物兵器の作り方
そもそも、人民解放軍にコロナを兵器化したいという意志があったことは、本誌6月号で紹介した『非典非自然起源和人制人新种病毒基因武器(日本語訳:SARSの非自然起源と人工の新しいウィルス遺伝子兵器)』(2015年)に書かれている(下画像)。
同書では、「生物兵器によって最大限の被害をもたらす理想的な条件」を明記し、その使用目的は「敵国の医療システムと社会秩序の破壊」であるとし、軍隊の弱体化を狙う従来の生物兵器の定義を超越。「第一次大戦は化学戦争、第二次大戦は核戦争、第三次大戦はバイオ戦争になる」と、まるで今起きていることを予見する内容であった。
その内容に従えば、各国がロックダウンなどで社会活動を止めることは、中国の術中にまんまとはまることを意味する。
同書の著者18人のうち11人は、空軍軍医大学の科学者や軍事専門家だ。編著者の一人である徐德忠氏は少将であり、同大学軍事伝染病学科教授。徐氏が12年に公開したとされる電子資料には、いかにして生物兵器が自然発生したと錯覚させられるかなど、同書で示されたアイデアと同じものが明記されていることから、少なくとも8年以上前に、コロナ兵器化を理論的に可能なものにしていたことが分かる。
ちなみに徐氏が所属する空軍軍医大学の付属病院は、脳死を口実にした臓器移植を行い、ウイグルの臓器狩りにも関与する悪命高い医療拠点でもある。
本書で示された恐ろしい生物兵器の使い方
◆微生物を凍結保存できる技術の進歩により、攻撃時に空気感染させることが可能になった。
◆攻撃を行う最適条件は、ターゲットエリアにウィルスを浮遊させるため、安定した風向があり、太陽光の影響を受けない明け方の夕暮れや曇りの日が良い。
◆生物兵器を使用すれば、広範な死傷者などを出すだけでなく、他の災害と同様に、短期的または長期的な心理的障害をもたらし、人々を恐怖に陥れることができる。
◆たとえ科学的、ウィルス的、動物的証拠があったとしても、生物兵器の使用の告発をいくらでも否定、阻止、抑圧でき、国際機関や司法側は無力で、有罪にできない。
本書には、生物兵器の作り方として、「動物継代実験」が明記されている。人工編集したウィルスをマウスに感染させることを繰り返せば、ウィルスを自然発生したと錯覚させられるという(本誌6月号で詳述)。徐氏が2012年9月に発表したと見られるパワーポイント(下)では、そのプロセスが説明された後、「生態型遺伝子兵器」と明示されている。つまり、自然発生したかのように生物兵器を誕生させる方法が、8年以上前に理論化されていたのだ。
生物兵器開発には軍民融合の巨大ネットワークがある
コロナの基盤は人民解放軍が発見
感染力向上のため人為的に挿入されたものがある