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香港の立法会(議会)は27日、香港の選挙制度を変更する条例案を可決しました。これにより事実上、中国の一国二制度は終わりを迎えることとなりました。
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変更後の選挙制度では、立候補の可否を審査する「資格審査委員会」を設置し、「愛国者」でなければ立候補すらできなくなります。仮に民主派が当選しても、当局が反体制派とみなせば議員資格を失ってしまいます。
また、香港行政長官を選ぶ選挙委員会も親中派枠が増設されました。さらに、議会の直接選挙枠が大幅に削減され、全90議席の半数近くに及ぶ40議席を同選挙委員会が選ぶこととなります。
これによって習近平国家主席が目指す「愛国者による香港統治」が完成し、事実上一国二制度は崩壊しました。
一方同日、香港警察はコロナ対策を理由に、同地で例年開催されていた天安門事件の追悼集会を禁止する決定を下しました。
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