《ニュース》

米海軍と海兵隊が、中国有事などを想定した大規模演習「ラージスケール演習(Large Scale Exercise 2021)」を今夏に実施すると、米ミリタリー・ドットコムがこのほど報じました。

《詳細》

中国は、中距離ミサイルなどで米海軍を接近させない戦略を取っています。これに対しアメリカは、LOCE(紛争環境下における沿海域作戦)と呼ばれる戦略で対抗。世界に展開する米軍が、アジアの同盟国とともに中国の攻撃に対処しつつ、制海権を確保する構想です。

米軍の大規模な展開能力を試す演習には、アメリカ本土、アフリカ、ヨーロッパ、太平洋に配置された計2万5000人が参加。クリストファー・グレイディ大将は演習の意義について、「今回の大規模な演習は単なる演習ではない。複数の海軍部隊が、世界中の紛争状態にある水域で、センサーや武器、プラットフォームを共有し、統合的な戦闘能力を高めるものだ」と語ったといいます。

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