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文部科学省の発表により、2020年に自殺した小中高校生は、統計のある1980年以降最多の479人だったことが分かりました。
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これは15日に開催された児童生徒の自殺予防について検討する有識者会議で示されたもので、小中高校生の自殺者は前年より140人増加。内訳は小学生14人(前年6人)、中学生136人(同96人)、高校生329人(同237人)。特に高校生の女子は、前年の67人から倍以上の138人に急増しました。
自殺の原因は「進路に関する悩み」「学業不振」「親子関係の不和」が多く、前年と同じ傾向でしたが、精神疾患やうつ病の影響は前年より増えています。
会議では、早急に対策を提言する方針が確認されました。文科省は、自殺の急増には新型コロナウィルスの影響もあるとみて、詳しい分析を進めるとしています。
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