《ニュース》

中国国防省の呉謙報道官は28日の記者会見で、「台湾独立は戦争を意味している」と強気の姿勢を示しました。

《詳細》

アメリカのバイデン新政権は23日に発表した声明の中で、中国政府に対して台湾への威嚇行為をやめるように要請したほか、台湾政府への支援を約束していました。それに呼応して、中国は23日に13機の爆撃機を、24日に15機の戦闘機を、台湾南西の空域に飛行させるなど連日のように軍事行動を行っています。

呉報道官は、「外部勢力の干渉と台湾独立勢力の挑発に対する厳正な反応だ」と主張。「台湾問題は中国内政で、いかなる外部からの干渉も許さない」とアメリカ側にくぎを刺しました。

さらに、トランプ前政権が対中圧力を強めたことに対しては、「中国を抑えこむことは達成不可能な任務だと、事実が裏付けた」と強調しました。

一方で、バイデン政権は「中米両国との両軍の関係は新たな歴史のスタート地点に立っている」と述べた上で、対話や協力などの関係改善を呼びかけています。

《どう見るか》