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新型コロナウィルスの感染者が最も多い米カリフォルニア州で、感染力が高いイギリス型(B117)とは異なる、新たな変異株が蔓延している恐れがあります。
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20日、全米の州で初めて感染者が300万人を超えたカリフォルニア州。同州ロサンゼルス市で現在、3人に1人以上の患者で検出されているのは、「CAL.20C」と呼ばれる新しい変異株であり、従来のタイプとは異なるものが広がっていることが分かりました。関係当局は感染力の違いなどの調査を進めています。
すでに、イギリス変異株が米国内に入り込んでおり、米CDCの推計によれば、3月までにその変異株が優勢になるといいます。しかし、CAL.20Cのようなタイプが広がれば、その見通しに変化が生じるかもしれません。
不安視されているのは、ワクチンが効くかどうかです。アメリカの感染症対策のトップであるファウチ博士は21日の記者会見で、イギリスなどで広がるウィルスに対し、「初期の研究結果を見るかぎり、有効性に変化はあるかもしれないが、なくなるわけではない」と述べ、懸念の払しょくに努めました。
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