エンゲルス(1820~1895年)ピケティ(1971年~)。イラスト:菊池としを

 

2020年12月号記事

 

新 過去世物語 人は生まれ変わる

 

ピケティの過去世はエンゲルスだった

──甦る左翼の亡霊

 

人は、何度も生まれ変わりながら、魂を磨き、人格を向上させていく永遠の存在。
しかし、その生まれ変わりにおいては、 過去世と同じ過ちが繰り返されることもある。
霊査で明らかになった著名人の「過去世」をひもとけば、
歴史上の悲劇の再現を止める手がかりが見えてくる。

 

 

ピケティの過去世に言及

『現代の貧困をどう解決すべきか トマ・ピケティの守護霊を直撃する』

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大川隆法著

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アメリカ大統領選で、民主党は「格差是正」のための増税を訴えている。トランプ減税をなくし、大企業や富裕層を中心に累進課税を強化しようとしている。

格差是正論は、サブプライム・ショック以降、オバマ政権を経て盛り上がってきた。その多くは、少数の富裕層と貧しい大衆の格差を「不平等だ」と見て、富裕層を攻撃する運動だ。

こうした運動に「お墨付き」を与えたのが、フランスの経済学者トマ・ピケティ。『21世紀の資本』の著者である。

「資産を"転がし"て得られる収益の増え方(r)は、経済全体の伸び率(g)よりも高いので、一般市民が汗水たらしても金持ちには追いつけない。豊かな資本を持つ1%はどんどん豊かになり、働くしかない99%との格差が広がっていく。これを是正できるのは課税強化だけだ」

彼がそう訴えて以来、気がつけば日本でもアメリカでも、左翼陣営がそのロジックを拝借し、ひとたび滅んだはずの「社会主義」が甦ってきているかのようだ。今こそ、その毒水の源流に迫るべきだろう。

幸福の科学の霊査によれば、ピケティの過去世はフリードリヒ・エンゲルス。共産主義における二大巨頭の一人である。

ピケティ本人は表面的には、「自分はマルクス主義者ではない」と発言しており、多くの人も彼を「左派のエコノミスト」くらいにしか思っていない。共産主義者のように警戒されず、メディアで引く手あまたの人気を誇っているのが現状だ。

しかし、その思想の結論はマルクス主義に似ており、その"共同創設者"の性質は確実に引き継がれている─。

 

次ページからのポイント

ピケティとエンゲルス。この二人の共通点は?

マルクス理論の"拡散者"として、政治運動の実体を与えたのはエンゲルス

ピケティの優しげな仮面の奥には、「貧乏神」が隠されている