提供:KNS/KCNA/AFP/アフロ
2020年11月号記事
ニュースのミカタ 3
国際
想定通りのトランプ外交
北朝鮮がおとなしくなった理由
北朝鮮のミサイル発射が3月以降、ぱったりと止まっています(9月16日時点)。恫喝外交は鳴りを潜め、金正恩委員長の重病説まで広がったほどです。
振り返れば2017年、北朝鮮は核実験に踏み切り、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことから、米朝は軍事衝突寸前に。しかしその後、事態は急転直下。トランプ米大統領が金委員長との会談を重ね、北朝鮮は非核化に合意しました。
トランプ氏の立場は以来、北朝鮮の短距離ミサイルの発射は合意に違反しないので、問題視しない。しかし、米本土に届くICBMを発射すれば対応する、というものです。