都知事選で聴衆に訴える山本代表。写真:森田直樹/アフロ

2020年9月号記事

ニュースのミカタ 3

経済

MMT、仮想通貨、株バブル

「ニセ金造りの経済学」に要注意

7月の東京都知事選で、れいわ新選組の山本太郎代表が、コロナ対策として15兆円のバラマキをぶちあげ、注目を集めました。

同党は、奨学金徳政令を含む社会保障の充実や公務員の増員などを、MMT(現代貨幣理論)によって実現することも掲げています。

仮想通貨や株式市場のバブルにも、MMTの熱狂と"似た空気"が漂っています。共通しているのは、「楽をしても儲かる」という発想です。