宏洋氏がこのほど、文藝春秋社から『幸福の科学との訣別』(以下、宏洋本)という書籍を発刊した。宗教に偏見を持つ人が読めば、「やっぱり宗教は怖い」と感じるかもしれない。
だが、同書の内容の多くは、宏洋氏の「嘘と妄想」で彩られている。
目に余る内容のため、幸福の科学では12、13の両日にわたり、大川隆法総裁をはじめ、大川家、秘書、宏洋氏の歴代の養育担当者など、教団職員30人以上による、宏洋本の間違いを検証する座談会を行った。
この模様は、全国の幸福の科学の支部・精舎で公開が始まっている(拝聴希望の場合の連絡先は、文末の囲み欄をご覧ください)。
並行して、教団は、座談会とは別に、宏洋氏をよく知る教団職員の証言を集めた書籍『宏洋問題を斬る』『宏洋問題の深層』を発刊する。
今回の3回目は、宏洋本が、教団の規模を小さく見せることで、自分が教団で認められなかった鬱憤を晴らそうとしている問題について取り上げる。
飛び出した教団の規模を小さく見せようと腐心する宏洋氏
宏洋氏は2008年以降、教団内で映画や芸能事業での活躍を期待され、さまざまな役職をもらっていた。
ところが、宏洋氏はそれに見合った努力を怠り、周囲の期待を裏切り続けた。
例えば、主演映画の撮影でセリフをきちんと覚えてこなかったり、自身が社長を務める教団が母体の芸能事務所の所属タレントの女性と交際したり……。多くの人々に迷惑をかけ、映画のDVD化ができなくなるなど多額の損害を与えたまま、教団を飛び出したのだ。
わがままな宏洋氏にとって教団は憎むべき対象なのだろう。宏洋本では、「熱心に活動している信者さんは1万3000人程度」と、実態より教団の規模を小さく見せることに腐心している。
自分が教団で認められなかった鬱憤を晴らしたいのだろうが、完全な逆恨みだ。
ネパールだけで信者7万人超、幸福実現党はチャンネル登録数で自民党を上回る
だが、教団の実態は異なる。
座談会では、大川総裁が、ネパールだけで7万2千人の信者がいる事実を挙げ、宏洋本の記述について、「こういうことを勝手にばらまかれて、いっぱい転載されて、既成事実にされるのはいけない」と指摘した。
続いて三男の裕太氏が、幸福の科学を母体にする「幸福実現党」に言及。「幸福実現党の公式のYouTubeチャンネルの登録者数は5万5千人で、自民党が5万3千人、共産党や公明党は4万人ぐらい」と補足。他の党よりも幸福実現党が多いことを示した。
大川総裁の出版総数は世界で数億冊、幸福の科学の信者は全世界で1200万人
実際に、大川総裁は世界五大陸での説法を行っている。
2011年に訪れたインド・ネパールでは、計4回の英語説法を行った。最終日のブッダガヤでは、4万人を超える人々が集まり、説法の様子は地元民放テレビで生中継され、新聞や雑誌など20社以上、70人近い報道陣が詰めかけた。
こうした活動を積み重ね、大川総裁は、昨秋の時点で説法3000回を突破。説法を所収した書籍は2600書を超え、31言語に翻訳され、出版総数は世界で数億冊に達していると見られる。
今なお法を説き続ける大川総裁。信者は、世界100カ国以上に広がり、日本国内で1100万人、世界を合わせると1200万人に及ぶ。正心館、精舎、支部精舎などの拠点数は世界で700カ所以上、布教所を含めると1万カ所を超える。
こうした教団の規模について、宏洋氏はほとんど語らない。
「幸福の科学と訣別する」と言いながら、教団批判によってYouTubeの再生回数を稼ぎ、書籍を出して注目を集めようとする宏洋氏。罵詈雑言を浴びせることはできても、組織仕事が理解できない宏洋氏に、世界に広がる教団を批判する資格はないはずだ。(続く)
ここに紹介したのは 「宏洋本への反論座談会」 のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
【関連動画】
宏洋さんが失った「最大の遺産」【宏洋はなぜ堕ちてゆくのかシリーズ1】
厳しさの愛に気づけない悲しさ【宏洋はなぜ堕ちてゆくのかシリーズ2】
【関連書籍】
幸福の科学総合本部 編 幸福の科学出版
『宏洋問題の深層─「真実」と「虚偽」をあきらかにする31人の証言─』
幸福の科学総合本部 編 幸福の科学出版
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2020年3月15日付本欄 宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(2) 大川家に関する「虚言攻撃」の誤り
https://the-liberty.com/article/16917/
2020年3月13日付本欄 宏洋氏の本『幸福の科学との訣別』の嘘と虚妄(1) 大川総裁に関する「虚言攻撃」の誤り