大川隆法総裁法話『もしドラッカーが日本の総理ならどうするか?』講義

ポイント速報

2011年4月3日 幸福の科学春日井支部(愛知県)にて

  • この本は今年の1月13日にドラッカーの霊言として収録したので、東日本大震災について触れていない。去年出した同じくドラッカーによる『国家と経営』は去年の3月19日の霊示だが、第2章の179ページにこうある。

    「最近は津波も流行っているので、津波対策の産業もありえましょうね。例えば、港の入り口の海底にフェンスを設置し、津波が来るとなったら、下からガーッと上がってきて津波を防止する。(中略)港の外の海を津波が回っている分には構わないわけですから(中略)土手や堤防などについても、普段は、見晴らしが悪くなるから、今ぐらいの高さでいいかもしれませんが、土手や堤防のなかに鉄か何かの津波除けフェンスを入れておき、津波警報が出たら、自動的にダーッと10メートル、20メートルと上がっていって、津波を除けてしまえばいいでしょう。(中略)インフラは国民を守らないとは言えない。(中略)耐震性の高い高層ビルに対するニーズは、やはり、まだまだすごくある」

    このように、よく見ると1年前に予想して言っている。私の本には予言的なものを織り込んでいることが多い。

  • 人間は自分の求めるものを引き寄せるよりも、自分に似たものを引き寄せる傾向がある。ここに気をつけないといけない。国家破壊論者が政治的指導者になったら、どんどん破壊されていくように見える。今の総理も日比谷の年越し派遣村がお気に入りで、東日本全体にまで(そうした炊き出し避難生活のような状況を)広げた感じがする。最小「不幸」社会をつくるのが大好きなのだろう。西日本も気をつけないといけない。(総理の)力がそこまで及ばないことを祈りたい。

  • 上にいただく人一人で、国は興りもすれば滅びもする。全員が引っ張られていくので、考え方に気をつけないといけない。

  • 東日本は節電に励んでいる。売り上げがざっと3割ぐらい落ちると見ている。店の入り口の電気を消しているし、6時になったら店が閉まっている。夏の東京湾の花火も中止すると言っているし、これでは景気の回復しようがない。自粛もいいが、経済が縮んでいくのが分からないのか。本当に戦中か戦後の耐乏生活、配給生活に戻っていきそうな感じが強い。

  • そういうものが日本の中心部から発信されているので、私はできるだけ明るい話をしていきたい。今回の災害をテコにしてさらに発展する方法を考えていく必要がある。

  • 機械が発達していて、若い人は得意だが、年寄りには使いにくくて機械を使った仕事ができないので、将来的には問題。ドラッカー霊によれば、会社を定年退職して5年ぐらいで自然死するぐらいの年齢まで働く社会にしないと(年金制度が)もたない。お年寄りにやさしい機械をつくる社会に変えていかないといけない。

  • ドラッカーも95歳まで働いた。90歳を過ぎても大学で教えていたし、作家として死ぬ間際まで書いていた。年寄りに優しい仕事ができる機械類を開発していけば、75歳まで現役で働ける社会をつくっていくことは可能。

  • 疫病神にとりつかれた政治は、もうそろそろ結構。市民運動と称して国家を破壊する活動をやった人たちが上に立ったら、国家を破壊する。国家建設論者を応援するようにしたほうがいい。

【質疑応答より】

  • 次の国難は、国防面で来ると見ている。今の(復興で大変な)時期に日本の島に上陸したら、(日本を侵略したい国からすれば)面白いだろう。そうなれば菅総理は泡を吹いて倒れるかもしれない。「復旧作業で4年ほどかかるから待ってくれ」とか「国連統治に任せる」と言って逃げるかもしれない。沖縄も島嶼部の200ぐらいある島が守れていない。あっさりやられる可能性がある。

  • 自衛隊は大事だと思う。国防は重要なことなので、国を守るために戦う人たちが英雄として扱われるのは当たり前のこと。海上保安庁も正当防衛以外できないことになっているので、非常に気の毒な状態。自分たちで縛って苦しんでいるので、何らかの国難の形で勉強させられることになると思う。

  • 鳩山さんが総理になってから、私や幸福実現党が批判してきたことがどれだけあたっているか。「コンクリートから人へ」という言葉に対しても最初から「コンクリートで人命を守れますよ」と批判した。「命を守りたい」と言っていたのも外れている。沖縄の普天間基地移設問題も、政府が言わないといけないことを実現党が言っていた。鳩山さんは「抑止力を勉強させてもらった」と言っていたが、自衛隊の最高司令官である総理として情けないというか、そんなことも分かっていないなら税金の無駄遣い。

  • とにかく国政に参画したい。HS政経塾もつくって若手も鍛え、10年後にも備えている。この国をまっとうな国に戻していきたい。

この速報は、大川隆法総裁の最新説法のうち時事問題に関するポイントを、「ザ・リバティ」編集部が任意に抽出・要約したものです。

法話の全編が幸福の科学の支部・精舎等で拝聴可能になった際は、ここにその旨を記します。

幸福の科学の支部・精舎( http://www.happy-science.jp/shoja/location/index.php