トランプ氏は北朝鮮に20歩程度入境した。写真:AFP/アフロ。

2019年9月号記事

ニュースのミカタ 1

国際

トランプ氏の北朝鮮入境

「北温存」で中国を倒す

G20大阪サミット直後の6月末、トランプ米大統領が北朝鮮を電撃訪問し、金正恩委員長と会談を行いました。

議論の焦点は「核問題」。トランプ政権は、非核化を進めるために「核開発の凍結案」を検討していることが報じられています。同政権が求める完全な非核化に、北朝鮮は応じる気配がない。そのため、新しいアプローチを模索しているといいます(7月19日時点)。

しかし、核開発を止めても、北朝鮮が核を放棄するとは限りません。「来年の大統領選を有利に運びたいトランプ氏は騙されている」という見方が浮上しています。もしそれが事実なら、日本としては最悪の結末です。