2018年12月号記事
法話
過去の罪にとらわれず「未来への愛」を選び取れ
「"Love for the Future"」
2018年10月7日 ホテル ザ・リッツ・カールトン ベルリン
〈上〉会場には、400人を超える参加者が詰め掛けた。〈下〉地下鉄の駅構内に張られた、講演会を告知するポスター。
大川隆法・幸福の科学グループ総裁は10月7日、ドイツのベルリンで英語講演「Love for the Future」と質疑応答を行った。大川総裁はすでに世界5大陸で講演を行っているが、ドイツでは初の講演となった。
冒頭、ベルリンを訪れた印象として「 大変美しい都市 」であると共に、「 ある種の悲しさを感じた 」と語った。
ベルリンの近くには、先の大戦で「ポツダム宣言」が発表されたポツダムがある。日本の同盟国だったドイツも敗戦国となり、ヒトラー率いるナチスによるユダヤ人迫害・虐殺の「罪」を背負わされ、戦後、国力相応の自信が持てないでいる。
大川総裁は、ヒトラーの「反ユダヤ人法」はアメリカの人種差別法からも大きな影響を受けており、第二次世界大戦そのものが人種差別に深く根ざしたものであったと指摘。悲しみの歴史の代償として、人々は「善悪とは何か、何が神に由来するか」を考える経験を得たとして、罪の意識を持ち続けるのはもう十分だと語りかけた。
世界大戦を止める「自由」「民主」「信仰」
現在、中国が新たな全体主義国家として台頭し、周辺諸国を迫害して、自由を奪っている。大川総裁は、習近平国家主席はかつてのヒトラーのような動きを見せており、今後、中国の覇権主義から第三次世界大戦が起こる可能性があると警告した。
中国はドイツ最大の貿易相手国でもある。大川総裁は、ドイツが再び誤った選択をしないよう、中国への接し方をアドバイスした。
"They have expansion ambition, but at that time please say to them:Believe in God, have faith in God. Give people freedom. Give people democracy. Give people religion. These are the fundamental rights of human beings."(拡張主義的な野望を抱いていますが、それと同時に、彼らに言ってください。「神を信じてください。神への信仰を持ってください。人々に自由を与え、民主主義を与え、宗教を与えてください。それが人としての基本的権利なのです」と)
今、必要なのは、過去にとらわれ過ぎることではなく、神の愛を信じて明るい未来を築くことだ。大川総裁は参加者に次のように呼びかけて、講演を締めくくった。
"Stop the World War and let the people believe in God! And live as God loves them! "(世界大戦を止め、人々に神を信じさせてください。そして、神が人々を愛している如く、同じ生き方をしてください)
帰国後の16日には、幸福の科学総合本部にて「ドイツで考えたこと」と題した法話を行い、ドイツを訪れた感想や来るべき宇宙時代の展望について語った。
Information
ドイツでの講演に先立ち、大川総裁は、イエス・キリスト、ドイツのメルケル首相、ナチスの強制収容所で命を落としたアンネ・フランクの霊言を英語で行った。いずれも、EUの未来やナチスのユダヤ人迫害問題の本質について、深い示唆を与えるものとなった。
9月25日(火)総合本部 Jesus Christ's Answers In English
9月28日(金)特別説法堂 Spiritual Interview with the Guardian Spirit of Angela Merkel
9月30日(日)特別説法堂 Spiritual Messages from Anne Frank
※全国の幸福の科学の支部・精舎・拠点で拝聴できる。
ここに紹介したのは法話のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
幸福の科学に関するお問い合わせは
Tel:03-5793-1727 : 火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
【関連記事】
2018年12月号 「メルケル後」のドイツとEUの未来 ─ナチスの過去と決別する方法 - 編集長コラム
https://the-liberty.com/article/15018/