《本記事のポイント》

  • 逝去した今も功績が世界に影響を与え続ける「車椅子の物理学者」ホーキング博士
  • 死後3週間で行われた霊言がこのほど書籍として発刊された
  • ブラックホールにいると語るなど「無神論者が死んだらどうなるか」がよくわかる

今年3月に逝去したイギリスの物理学者スティーブン・ホーキング博士。8月には共同研究者らが、同氏の名前を冠した「ホーキング・ポイント」なる「前にあった宇宙の痕跡」が発見されたと発表するなど、今もその功績は世界に影響を与え続けている。

生前はブラックホールについて革新的な理論を提唱するなど、若くして理論物理学の第一人者と評された。現代宇宙論に多大な影響を与えた一方で、「宇宙の誕生に神は不要」「天国も死後の世界もない」などの主張が世界の宗教界から批判を浴びた。

ホーキング博士は、ケンブリッジ大学在学中の21歳の時に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症。難病と闘いながら50年以上にわたり研究活動を続け、「車椅子の物理学者」としても知られていた。

発症時は余命数年と宣告されるも、進行が急に緩やかになり、76歳で逝去するまで研究を続けた。晩年は意思伝達のために重度障害者用意思伝達装置を使い、会話や発表の時にはスピーチや会話では言葉をタイプし、合成音声を発する機械を利用するなど、過酷な運命と戦いながらも、数多くの理論や功績を発表した。

その姿は世界中の人々を勇気づけたが、わずか21歳で余命宣告を受けたホーキング博士が、絶望の末に神の存在を否定し、「神なき宇宙」を証明するための理論の構想に取りかかるのは「理解できないこともない」と感じる人もいるかもしれない。

博士は「はじまりなき宇宙」を説明するためには一般相対性理論だけでなく、量子力学も必要と考え、いわゆる「量子宇宙論」を研究。この研究による成果は、ホーキング博士が生涯で遺した少なくとも3つの大きな業績のうちの1つとされている。

死んだことを理解できなかったホーキング博士の霊

公開霊言 ホーキング博士 死後を語る

公開霊言 ホーキング博士 死後を語る

大川隆法著

幸福の科学出版

ホーキング博士が亡くなってから約3週間後の4月4日、大川隆法・幸福の科学総裁の元に、博士の霊からコンタクトがあり、霊言が行われた。その模様がこのほど、『公開霊言 ホーキング博士 死後を語る』として発刊された。

霊言では、はじめは自分が死んでいることも理解していなかったホーキング博士の霊は、「 私は神を信じていません。私は神以上の存在なので 」「 魂というのは、実際は脳の作用です 」と話すなど、霊となっても無神論・唯物論的な発言を繰り返した。

そして、時間も光もない、真っ暗な夜が広がっている"ブラックホール"の中にいたと話した。

死後、魂は自分の心と同通する世界に赴く。「天国も死後の世界もない」などと生前語っていたホーキング博士が、死後"何もない"ブラックホールの中にいるのも、当然と言える。

世界的物理学者として多大なる功績を残しても、神や死後の世界を否定していた結果、真っ暗な世界へと赴いたホーキング博士。死後3週間の博士の霊の混乱ぶりや発言からは、「魂や死後の世界を信じていない人が死ぬとどうなるか」がよくわかる。

霊言の後半では、自らの境遇を『旧約聖書』に書いてある「義人ヨブ」に重ね合わせるような言葉を口にするなど、少し考え方に変化が見られた。

苦難や困難に負けず研究を続け、人類の進歩に貢献したホーキング博士が、多くの人を勇気づけたのもまた事実だ。霊言では、博士が感じた大きな光についても言及されている。肉体の苦しみから自由になった博士の霊が、ブラックホールから抜け出し、「神を信じる世界」に入ることを祈りたい。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『公開霊言 ホーキング博士 死後を語る』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2076

幸福の科学出版 『あなたの知らない地獄の話。』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2065

幸福の科学出版 『霊界散歩』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=133

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2013年9月30日付本欄 ホーキング博士の危険な「唯脳論」 脳の機能さえあれば、死後も生き延びられる?

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2010年9月10日付本欄 ホーキング博士「宇宙の解明に神はいらない」

https://the-liberty.com/article/28/