東京都内の幸福実現党本部で講演する、元特攻隊員の上田氏。
73回目の終戦の日を迎えた15日、幸福実現党の釈量子党首をはじめとする役員たちは、東京・千代田区の靖国神社に昇殿参拝。その後、港区赤坂の党本部で、終戦の日式典「先人への感謝と供養、そして未来へ」を開催した。
式典には、党員ら約300人が参加。特別企画として、「元特攻隊員が見た、戦後日本と あるべき姿」と題し、元水上特攻隊員の上田忠氏の講演が行われた。
上田氏は志願兵として1945年5月に水上特攻艇「震洋」で出撃し、グラマンの襲撃を受け負傷するも奇跡的に一命をとりとめた。それらの経験から、戦時中の悲惨さばかりを伝える現状に対して、戦争の原因までを明らかにする必要性などを語った。
また、上田氏は「先の大戦はアジアを解放するための戦争だった」と力説。いまだ日本は本当の独立ができていないとして、「日本を取り戻さないと、アジアや世界の平和も実現できない。そのことを一番、真面目に考えているのは幸福実現党。皆さんが国民に信頼の根を下ろし、日本の独立を実現する核になってほしい」とエールを送った。
参加者に語りかける釈党首。
続いて、釈量子党首が講話を行い、2020年東京オリンピック以降の未来が見えない日本の現状を憂い、幸福実現党は日本の未来ビジョンを明確に描いており、世界をけん引する力になると訴えた。
その後、大川隆法党総裁が2013年に発表した「大川談話」(文末に全文)を奉納。レクイエム演奏、祈願や献花を通じて、戦没者への感謝と慰霊を行った。
釈党首の講演を熱心に聞き入る参加者。
「大川談話 ─私案─」
わが国は、かつて「河野談話」(一九九三年)「村山談話」(一九九五年)を日本国政府の見解として発表したが、これは歴史的事実として証拠のない風評を公式見解としたものである。その結果、先の大東亜戦争で亡くなられた約三百万人の英霊とその遺族に対し、由々しき罪悪感と戦後に生きたわが国、国民に対して、いわれなき自虐史観を押しつけ、この国の歴史認識を大きく誤らせたことを、政府としてここに公式に反省する。
先の大東亜戦争は、欧米列強から、アジアの植民地を解放し、白人優位の人種差別政策を打ち砕くとともに、わが国の正当な自衛権の行使としてなされたものである。政府として今一歩力及ばず、原爆を使用したアメリカ合衆国に敗れはしたものの、アジアの同胞を解放するための聖戦として、日本の神々の熱き思いの一部を実現せしものと考える。
日本は今後、いかなる国であれ、不当な侵略主義により、他国を侵略・植民地化させないための平和と正義の守護神となることをここに誓う。国防軍を創設して、ひとり自国の平和のみならず、世界の恒久平和のために尽くすことを希望する。なお、本談話により、先の「河野談話」「村山談話」は、遡って無効であることを宣言する。
平成二十五年 八月十五日
【関連書籍】
幸福の科学出版 『正義と繁栄』 大川隆法著
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幸福実現党刊 『公開霊言 東條英機、「大東亜戦争の真実」を語る』 大川隆法著
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