イギリスは、欧州連合(EU)離脱をめぐり、混迷を深めています。
メイ首相は、「穏便なEU離脱計画」を発表しました。EUから離脱するものの、EUとの緊密な関係は維持し、EUとの税関手続きを取らずに輸出入を続けられるよう、調整するといいます。
この計画に反発したデービス離脱担当相とジョンソン外相は、「メイ首相の計画は、イギリスをEUの法規に縛りつけるものだ」として、相次いで辞任を表明しました。ジョンソン氏は、メイ首相に宛てた書簡の中で「(EU離脱の)夢は、不要な自己不信によって窒息させられ、死につつある」などと痛烈に批判しています。
本欄では、日英関係について考えてみます。