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《本記事のポイント》
- 会談に臨むトランプ氏の「腹は決まっている」
- 3年以内に武装解除し、体制崩壊も視野
- 日本は外国頼みをやめるべき
米朝首脳会談が迫っている。世界を騒がせてきた両首脳による初の"直接対決"の行方を、全世界が見守っている。
そんな中、大川隆法・幸福の科学総裁は4月28日、トランプ米大統領の守護霊を呼び、交渉に臨むにあたっての本心を聞いた(*)。そこで語られたのは、最近のトランプ氏の融和的な態度とは大きく異なる、北朝鮮への揺るがぬ強硬姿勢だった。
(*)「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のこと。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。守護霊とは潜在意識のことであり、本人の本心を語る。
ノーベル平和賞に目がくらむ?
会談の主要なテーマは、北朝鮮の「非核化プロセス」について。現時点で、両者の主張には大きな溝がある。
金正恩政権は、「非核化プロセスを一つずつ進め、そのつど、制裁解除などをする」という「段階的非核化」を求める。しかし北朝鮮は過去、この手法を「最後にテーブルをひっくり返す」という形で、時間稼ぎに使った。恐らく、今回の狙いも同じだろう。
対するトランプ政権は、「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」という、逃げ場を与えない方法を主張する。
このままいけば、交渉決裂となる。
しかし、トランプ氏が何らかの妥協点を探るという予測もある。
金正恩・朝鮮労働党委員長は、習近平・中国国家主席や文在寅・韓国大統領との首脳会談を行い、「融和ムード」を演出してきた。この外交的策略を前に、さすがのトランプ大統領も軍事行動には出られないというのだ。
さらにはここ数日、「トランプ氏がノーベル平和賞を受賞するのではないか」という声も出始めている。トランプ氏が、中間選挙、あるいは次の大統領選挙を見据えて、見栄えのよい外交成果に走るという分析もされている。
実際、トランプ氏のツイッターにおける金正恩評も、昨年の「ロケットマン」といった辛らつなものから、「立派」という肯定的なものに変わっている。これも、トランプ氏の“心変わり"を表しているのだろうか――。
「もう腹は決まっている」
トランプ氏の本心は、そうではなかった。
守護霊は、4月27日に行われた南北首脳会談について、アメリカの経済的・軍事的圧力による成果だと述べた。金正恩氏はトランプ氏を「融和ムード」に引きずり込んでいるつもりかもしれない。しかしトランプ氏にしてみれば、金正恩氏の方が交渉のテーブルに引きずり出されたようにしか見えないということだろう。
したがって、トランプ氏が「融和ムード」でぐらつくいわれはない。トランプ氏の守護霊は、「 私の腹はもう決まっています 」と述べる(**)。そして、北朝鮮が求める「段階的非核化」をのむつもりはなく、核兵器・核施設の放棄に関する全体計画を出させる意志を見せた。
そして、残りの任期である3年以内に、北朝鮮のすべての軍事システムを放棄させる、あるいは破壊すると述べた。もし自身が次の大統領選に負けても、状況が逆戻りしないようにするという。
さらに守護霊は、アメリカの軍事行動によるものか、北朝鮮国内のクーデターによるものかは別として、金正恩体制の崩壊も明確に視野に入れていることを明かした。
ノーベル平和賞や選挙といった誘惑はないのか。トランプ氏の守護霊は「 私が頼りにしているのは、自らの心だけです。ノーベル平和賞が私の考えを変えることはできません。卑怯な手段を使ってノーベル平和賞をもらい、次の大統領選挙で当選したいとは思いません。それは、オバマ的なやり方です 」と一蹴した。
(**)本霊言は英語で収録された。文中のメッセージは和訳したもの。
「日本は外国頼みを止めるべき」
一方、トランプ氏の守護霊は、日本に対して「 自分の国は自分で守れとお願いしたい 」「 外国頼みの姿勢をやめるべきです 」と釘を刺す。
もちろんトランプ氏には、北朝鮮、そして中国といった独裁国家の拡張を防ぐ意志がある。しかし同時に、アメリカはイラン、シリア、ロシアなど、世界各地に解決すべき問題を抱えている。そうした中で、日本に自国を守る意志がなければ、米軍は助けることができないというのだ。
霊言で語られた「北朝鮮を完全に武装解除する」という"心の声"に、トランプ氏が最終的に従うかどうか――。その結論に至るまでには、国内世論や軍事的な状況など様々な変数がある。ただ、最大の当事国のひとつである日本の危機意識・当事者意識が、後押しになることは間違いないだろう。
本霊言では、他にも次のような多岐にわたる論点への言及があった。
- 金正恩氏を賞賛するツイートの真意とは
- 文在寅・韓国大統領の親北姿勢は、トランプ氏の方針にどう影響するか
- 金正恩氏の習近平・中国国家主席との会談は、アメリカへのけん制になるか
- 米朝会談が行われない可能性も……?
- トランプ氏が2期目に目指しているものとは
- トランプ氏が懸念する第3次世界大戦の引き金とは
- プーチン、メルケルへの評価
- 日本がハワイの西側を管理してもいい?
ここに紹介したのは霊言のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
支部や精舎への問い合わせは、以下の連絡先まで。
・幸福の科学サービスセンター
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