2018年1月号記事
大川隆法総裁 講演会Report
あの世の存在を信じて生きる意味
『新しい霊界入門』 ―『渡部昇一 死後の生活を語る』講義―
2017年11月12日 東京正心館
保守言論界の重鎮、渡部昇一氏が亡くなって半年以上が経つ。幸福の科学・大川隆法総裁は、渡部氏の霊言を収録、発刊し、その講義を行った。
死後に還る世界とは
冒頭、大川総裁は「 半年前まで評論活動を現役でやっておられた方が、あの世に還ってからの生活をレポートするのは、極めてセンセーショナルなこと 」と、霊言発刊の意義を語った。
大川総裁は、「人間の本質は魂であり、あの世が本来の世界」「死後は、生前の心境に応じた霊的世界に還る」という宗教的真理を繰り返し説いてきた。
その点、多くの著作を著し、ファンも多い渡部氏が死後の生活について語ることは、霊界の存在を証明する上で、貴重な「ケーススタディ」といえる。
渡部氏の霊は、自身が還った霊界が仏教界に近い世界だと述べている。通常は、生前に信じた宗教と縁のある霊界に還るため、クリスチャンの渡部氏が仏教霊界に還ったことは興味深いレポートだ。
これについて大川総裁は、「 自助論といった考えを非常に強く持ち、自らも刻苦勉励された方であった 」「 セルフ・ヘルプ型の思想を持つと仏教霊界のほうにつながっていく可能性が高い 」とその理由を述べた。
他にも、「向こうに行こう」と思ったら、すっと移動できる不思議な霊界での生活や、優れた魂でもトレーニングを積まないと近寄れない地獄界の様子などをさまざまに解説。あの世の存在を信じて生きることが、人生の成功や幸福につながることを力説した。
最後に大川総裁は、「 日本にとって、輝ける灯火であり、灯台の光であった方 」と渡部氏の功績を称え、氏に代わって日本の行く末を照らす決意を述べて法話を締めくくった。
渡部昇一氏によるあの世からのメッセージ
霊になって半年の衝撃レポート
あの世に還って半年後、渡部氏の霊が霊界の不思議な生活や生前に親交が深かった評論家らとの交流について語った。死後すぐの霊言と読み比べると、個性は一貫しながらも雰囲気の違いがよく分かる。
死後21時間、復活のメッセージ
亡くなってから約21時間後に行われた霊言を収録。生前の渡部氏の個性が強く現れている。天皇陛下の退位問題をはじめとする日本の問題に関する見解を示し、保守言論界にエールを送った。
いずれも、大川隆法著 幸福の科学出版刊