米大統領選のあった2016年は、「アメリカ動乱の年」でした。2017年は、「ヨーロッパ動乱の年」になりそうです。

イギリスは、欧州連合(EU)離脱に向けた手続きを本格的に始めました。フランスやドイツなどの主要国では、大きな選挙が立て続けに行われ、そこでは、「EU離脱」を求める右派政党が躍進すると言われています。

こうした動きを見て、日本のメディアは、「EU崩壊」「欧州分断」と言って騒ぎ立てるでしょう。

EUというと、「各国が手を携える」という、ポジティブなイメージがあります。しかし、「実際にEUにいると、生活において具体的にどんな困ったことがあるのか」は、意外と知られていません。

本記事では、「もし日本がアジア版EUに入ったら」を想定してみます。イギリスがEU離脱をした気持ちが、よく分かるはずです。

(前編: http://the-liberty.com/article.php?item_id=12833 )