6日付けのAFPBBニュースが、マラウイ議会で、公共の場所でのおならを違法化する刑法修正案についての審議が来週始まると伝えた。

一見笑えるネタではあるが、おならが違法になるというその背景思想には非常に恐怖を感じる。

チャポンダ法相は、複数政党制を導入した16年前から、自由になったために、国民がどこでも自由におならをしたがるのだと指摘し、「独裁制の時代にはこういうことはなかった。なぜならば人々は(おならをしたことの)帰結を恐れていたからだ」と述べる。

マラウイ共和国は、男性の長髪や女性のズボン着用も罰則付きで禁止しているほどの厳格な保守的社会だ。おならという自然行為さえ恐れてできないとは、独裁制の恐怖とともに、自由を守ることがいかに大切かを痛切に感じる。(吉)

(注)マラウイ:アフリカ大陸南東部に位置する共和国

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