朝鮮労働党の党大会で演説する金正恩氏。 写真:KCNA/新華社/アフロ

2016年7月号記事

ニュースのミカタ 3

政治

北朝鮮内部で異変

「ベルリンの壁」の次の大崩壊!?

北朝鮮の朝鮮労働党は5月上旬、36年ぶりに党大会を開催しました。金正恩第1書記は、水爆実験と長距離弾道ミサイルの発射成功をアピール。「核保有国」だと強調しました。核開発と経済発展を同時に進める「並進路線」の重要性も主張。さらに正恩氏は新たなポスト「党委員長」に就任しました。

飢えに苦しむ北朝鮮の国民

党大会開会日の5月6日、正恩氏の祖父にあたる、故・金日成元主席の霊が、大川隆法・幸福の科学総裁のもとに現れ、体制崩壊の懸念を示しました。実際に、北朝鮮内部では、異変が起きているようです。北朝鮮の国営メディアは3月、国民に対し、「苦難の行軍」に備えるよう訴えました。苦難の行軍とは、1990年代に起きた大飢饉の際に使われた言葉で、350万人が餓死したといわれています。