世界が熱視線を送るインドの病院「ナラヤナ・ヘルス病院グループ」がこのほど、ムンバイなどの証券取引所に新規上場する。このグループは、一定の質を保ちながら、格安で心臓外科手術を行える病院として評判を呼び、急成長を遂げている。日本経済新聞(電子版)が報じた。

この病院が急成長する理由は、貧しい人でも手術が受けられる「安さ」にあるという。総合情報サイト「プレジデントオンライン」は、この病院での心臓外科の平均施術料が、インドの一般的な病院の半額である約10万円しかかからず、日本の冠動脈バイパスの医療費が総額350万~400万円(非保険)であることと比較すれば、その安さは驚きだと伝えている(4月2日付)。

増大する医療費に頭を悩ませる日本にとって学ぶべき点がありそうだ。