2016年1月号記事
The Liberty Opinion 1
国際
南シナ海の「空き交番」問題
日本が果たすべき役割
南シナ海の岩礁を埋め立てて人工島を造る中国の動きが、国際的に騒がれるようになってから、1年以上が経とうとしている。
10月末になって、ようやく米オバマ政権がこの海域にイージス駆逐艦「ラッセン」を派遣。人工島から12海里内を航行し、中国側をけん制した。
だが、中国の南シナ海への侵出は、昨日今日に始まったものではない。1970年代の毛沢東時代までさかのぼり、この段階でパラセル(西沙)諸島などに港などの建造物を造っていた。 どれだけ長期戦になっても、一党独裁体制の中国はこの海域を手放さないだろう 。