中国から日本への投資をさらに加速させるニュースが続いている。

中国人民銀行は13日、中国企業に対し、人民元による外国への直接投資を認めると発表した。今まではドルなどに両替してから外国企業を買収したり、株を買ったりしていたが、人民元で可能になる。北京や上海などの企業、銀行が対象。

また、浙江省温州市政府はこのほど、個人の対外投資を国内で初めて解禁した。温州市は世界で活動する華僑の有数の出身地で、高額所得者が多い。

中国の資産家には、「貯蓄」代わりに海外の資産を買う傾向がある。それが、東京、名古屋、大阪など都市部でのマンション購入や、リゾート地、山林への投資となって表われている。今回の中国金融当局の動きは、日本投資を後押しすることになる。

一方、アメリカが昨年後半、大規模な金融緩和を行っていることから、溢れたアメリカの投資ファンドなどの資金も日本株に流れ込んでいる。

日本の政権の政策がいいから株価が上がっているわけではない。アメリカもバブル、中国もバブル。自力で日本株を上げるような政策を打つ必要がある。(織)

【参考記事】本誌2011年1月号 株価2万円 8つのメリット

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=138

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