終戦の日の15日、幸福実現党は東京・赤坂にて、「終戦の日 英霊への感謝と未来国家創建の誓い」を開催し、延べ800人が参加した。挨拶に立った釈量子・幸福実現党党首は、14日に発表された安倍談話を受けて、宗教政党としての使命を再確認した。

釈党首は挨拶で、同日朝に靖国神社に参拝したことを報告し、「靖国に祀られた英霊たちに、顔向けできない」とした。それは昨日出された、自虐史観の集大成とも呼べる「安倍談話」のためだと説明。村山談話や河野談話を踏襲するならば、同談話は「出す必要がなかった」とした。

先の大戦での日本について、「安倍談話」では、「『新しい国際秩序』への『挑戦者』となっていった」「進むべき針路を誤り」としている。しかし釈党首は、同党の「先の大戦は植民地支配からアジアを解放する聖戦だった」という歴史認識と大きく異なっていると指摘した。

また、談話では「私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」と言った直後に「しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません」などと続くことなどについて、釈党首は「一体何を言いたいのか、さっぱり分かりません」と断じた。

さらに、安保法制をめぐる激しい反対運動を踏まえ、戦前・戦中の日本を悪とみる歴史観の払拭なくして、抜本的な防衛力の強化は困難であると指摘。安倍談話が自虐史観を抜け出ていないことから、首相は悲願であるはずの憲法改正を諦めたとみなさざるを得ないと断じた。

釈党首は、しめくくりに、「この国の歴史認識を変えてまいります。また、安倍首相が明確に否定したに等しい、憲法9条の改正、これを成し遂げねばなりません。そして中国の軍事的台頭を抑止し、自分の国は自分で守る国の気概を取り戻してまいります」とし、「憲法9条の改正、こうしたことは技術的なものではありません。精神革命そのものです。だからこそ、宗教政党の力がどうしても必要だということです」と語った。

式典に参加した60代男性(神奈川県)は、次のように憤った。「安倍談話は、色々な人たちの意見をとりあえず入れた、妥協の産物だと思います。これから日本の未来を作っていこうという人たちに、力を与えるものになっていない。どうしようもないですね」

同じく参加者の40代女性(東京都)は、「安倍談話は、村山談話や河野談話を踏襲すると聞いていたから期待していませんでしたが、やはり酷いものでした。でも、『あの状況では安倍さんはよく頑張った』と評価している友人もいます。こうした評価の前提になっている、『政治は妥協で成り立つ』という永田町の論理を変えていかなければならないと思いました」と語った。

安倍首相は、「より多くの皆様に賛同してもらえるものを作成したい」と語ったが、幸福実現党は「『河野・村山談話』の無効を宣言し、自虐史観を一掃する『戦後70年談話』を求める署名」32万8958筆をすでに提出している。こうした国民の声をくみ取り、安倍首相は談話を撤回すべきだ。(居)

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