5日発売の「週刊新潮」8月13・20日号が、4人の元信者が過去に奉納した布施の返還を求めていた訴訟の判決の話題に触れ、幸福の科学を批判する記事を掲載した。

この判決は、原告が主張する金額の一部の返還を命じた判決が確定したものだが、本Webでは、国家権力が宗教の教義や自治に介入することを禁じた、政教分離規定に反した「違憲判決」だと伝えている(宗教界の根底を揺るがす重大な「違憲判決」 http://the-liberty.com/article.php?item_id=9982 参照)。

嘘の記事を基に、教団を批判する悪質さ

今回、問いたいのは、週刊新潮の記事の悪質さだ。

記事では、布施の返還を求めた元信者が信仰から離れていくきっかけとして、教団内の"女性問題"の報道について紹介している。だが、そもそもこの報道自体が、事実無根の記事だった事実に触れていない。

実際に、週刊新潮は、2011年に4回にわたって、大川隆法・幸福の科学総裁についての"女性問題"の記事を掲載。しかし、この記事の内容は嘘であり、名誉毀損であると訴えた教団側は、裁判で勝訴している。

また、「週刊文春」も、嘘の記事を書いて幸福の科学の名誉を傷つけたとして、今年2月、最高裁から400万円の損害賠償とともに、誌上1ページに全面の謝罪広告を出すよう命じられ、「いずれも事実に反しておりました」「同記事内容を取り消したうえ、ここに謹んでお詫び申し上げます」などとした広告を掲載した。

今回の週刊新潮は、こうしたねつ造の事実についてはまったく触れず、まるで教団に女性問題が存在するかのようなストーリーを貫き、印象操作することによって教団を貶めている。

新潮は「私」よりも「公」を優先させたことを理解していない

また、週刊新潮は、大川隆法・幸福の科学総裁の離婚問題を取り出し、元信者が教団への不安を覚えたと煽っている。だが事実は、大川総裁の、多くの人々を導くという使命が大きくなっていくことに対し、当時、妻であったきょう子氏が嫉妬し、ついていくことができなくなり、自ら信仰を失っていったというものだ。

その前後から、大川総裁が世界5大陸すべてで教えを説き、350冊を超える霊言集を出していることからも、「私」よりも「公」を優先させ、日本のみならず世界の人々の救済を選んだことが分かるだろう。

釈迦の時代にもあった"女性問題"のねつ造

歴史的にも、仏教の開祖である釈迦の時代に、女性問題をでっち上げて貶めようとする勢力があった。

有名なのは「チンチャー事件」。当時、急速に発展する釈迦教団に嫉妬した他の教団が、釈迦教団の信用を傷つけるために、チンチャーという美しい女性に、「釈尊の子供を宿した」と嘘をつかせ、説法中の釈迦に恥をかかせようとしたものだ。しかし、チンチャーの膨らんだお腹の紐をネズミが食い破り、お盆が転がり出て、その嘘がばれてしまった。

幸福の科学の"女性問題"をねつ造することは、「現代のチンチャー事件」とも言えるだろう。

週刊新潮の記事は、「仏陀でないのならば、初めからそう言えばよいのだ」という言葉で締めくくっているが、幸福の科学の本尊であるエル・カンターレ(大川総裁)を傷つけ、世界1000万人超に広がる人々の信仰を冒涜する誹謗中傷は許されるものではない。

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Web限定記事 宗教界の根底を揺るがす重大な「違憲判決」

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9982

2015年2月5日付本欄 「週刊文春」が幸福の科学への謝罪広告を掲載

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9164

2013年8月10日付本欄 幸福の科学が新潮社に勝訴 「週刊新潮」はずさんな報道姿勢を改めるべき

http://the-liberty.com/article.php?item_id=6473