幸福の科学大学の設置認可が下りなかった問題をめぐり、本稿では大学設置審議会の「論理のすり替え」を指摘したい。大学設置審議会は、幸福の科学大学の申請を「不可」とした理由として、「大川隆法氏の基本的な思想を証明するためにいわゆる『霊言』を科学的根拠として取り扱う旨の記述がなされている」「科学的根拠を持って一般化・普遍化されているとは言えない」という点を挙げた。

しかし、幸福の科学大学が申請した書類には、「霊言を科学的根拠として教育する」とか「霊言をそのまま教える」といった記述はない。なぜ、設置審議会は、そのように曲解したのだろうか。

彼らが指摘したのは「創立者の精神を学ぶ」という科目のベースとなる書籍『幸福の科学大学創立者の精神を学ぶI(概論)』にある以下のような記述である。

「『焼かれて何もなくなっても、死んだあとの人には個性というものが残っていて、考える力がある』ということを証明するのが、一連の『霊言集』の機能であるわけです。これは、ある意味での『科学的証明』をしていると思っています」

きちんと読めば分かるように、大川総裁は「霊言という現象を積み重ねることによって、霊やあの世の存在を証明する努力をしている」という趣旨で「科学的証明」という言葉を使っている。審議会の「『霊言』を科学的根拠として取り扱う」という記述は、明らかに論理をすり替えている。

こうした審議会の答申だけを読めば、幸福の科学大学が通常の学問や教育を放棄し、霊言だけを教える大学であるかのように見える。これは悪質な印象操作だ。

そもそも、幸福の科学の教義は大川総裁の理論書が中心であり、霊言は大川総裁の理論の理解を深めるための参考書と捉えられる。今回指摘のあった書籍『創立者の精神を学ぶ1』は、総裁の理論書であり、宗教的には聖典にあたる。その内容は政治や経済、哲学、宗教、科学など様々な教養を内包するもので、十分な学問性がある。 歴史上の偉人の霊言も思想性が極めて高く、十分に学問研究の対象となりうる内容を含むものである。

幸福の科学大学の設置不認可の決断には、恣意的なものがあまりに働き過ぎている。改めての審査を行うべきである。(晴)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『大学設置審議会インサイド・レポート』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1332

幸福の科学出版『幸福の科学大学創立者の精神を学ぶI(概論)』大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1228

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2014年11月13日付本欄 【大学不認可問題】創立者の精神を「曲解」した文部科学省の判断

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2014年12月号記事 識者が期待する「今までにない大学」 - 幸福の科学大学待望論Part 2

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