北朝鮮の国営放送、朝鮮中央テレビが5月末に「国民幸福度ランキング」を発表した。

そのランキングによると、100ポイントを最高値として、1位中国(100ポイント)、2位北朝鮮(98ポイント)、3位キューバ(93ポイント)で、それにイラン、ベネズエラが続く。最下位の203位は3ポイントのアメリカだそうだ。ちなみに日本は24位。

北朝鮮が2位に入った驚きの理由は、「国が家を無料で支給」「食料や衣料等生活必需品はすべて配給制」「医療費が無料」「仕事は国が人民に分配するので失業の心配がない」だそうだ。

だが、それならば、世界食糧計画(WFP)を通して世界各国に食料支援の要請をしている北朝鮮だが、食料支援の必要などまったくないだろう。

また、中国だけを満点の1位に“配慮”したのは、中国が宗主国であるということを“暴露”してしまっただけで、中国にとってはいい迷惑に過ぎないだろう。(吉)