コロナ禍で急増が懸念される「ひきこもり」 一人ひとりが生きる喜びを感じられる社会を

コロナ禍で急増が懸念される「ひきこもり」 一人ひとりが生きる喜びを感じられる社会を

 

《本記事のポイント》

  • コロナ不況で増えることが予想される「ひきこもり」
  • 政府の「ひきこもり支援」は画一的な就労支援だけ
  • 必要なのは、心に寄り添うこと

 

 

芸能人の相次ぐ自殺により、「コロナ自殺」という言葉が浸透し始めているが、コロナによって職を失い、「ひきこもり」を余儀なくされる人が増えることも懸念されている。

 

内閣府の試算によれば、ひきこもり状態の人は100万人を超えるという。リーマン・ショック後、ひきこもりが急増したことを考えると、今後さらに増加することが予想される。

 

2020年度から始まった「就職氷河期世代活躍プラン」には、「ひきこもり支援」も組み込まれており、政府は対策を急いでいる。しかし、現場における支援の進捗状況は、厳しいのが実状のようだ。

 

 

就労支援に焦点を当てたひきこもり対策

全国に先駆けて今年2月、愛知県はひきこもり支援の事業計画をつくる会合を開催。しかし参加したのは、経済団体や業界団体などの就労支援の団体ばかりで、ひきこもり問題の当事者として参加したのは、「NPO法人なでしこ会」だけだった。

 

愛知県は、各市と地域の自立相談支援機関や社会福祉協議会、ハローワーク、保健所・保健センターなどを巻き込み、相談支援や社会参加支援、人材育成を行うとしている。しかし市町村では、「何をしていいか分からない」と言う担当者や、「メンバーであることを知らなかった」と話す人さえいる。

 

ボランティア活動などを通じて、社会とのかかわりを増やしていくことで、立ち直りの機会を提供するというのが、県が進める「ひきこもり支援」の中身となっている。

 

 

本当に必要なのは「心」のサポート

ひきこもる人々の多くは、さまざまな要因から心に傷を抱えている。そこに、一律的に社会復帰を促しても、根本的な解決にはつながらない。一時的な回復が見られたとしても、また元の状態に戻ってしまうことが多い。

 

大川隆法・幸福の科学総裁は、ひきこもりの人への対応について、こうアドバイスを送る。

 

心が傷ついて引きこもるタイプについては、『絶対善意の人が出てくれば心を開くだろう』ということが言えます。このタイプに関しては、『相手の性格なり言動なりが、現象的には、どれほど悪く見えても、「自分自身が既成観念でかなりやられているのだ」と思い、相手のなかから、神の子、仏の子の部分を拝みだして、相手を絶対に責めない、悪く言わない、将来を悲観しない』ということが大切です」(本誌2005年10月号連載「未来への羅針盤」の「大人の『引きこもり』について」より)

 

家族や支援者が、相手の心に寄り添い、相手の仏性を拝み出そうとすることが大切だという。単なる就労サポートではなく、「人間の生きる意味」を見つけ、人生を力強く生きる心のよりどころを持ってもらう──。宗教的なアプローチを抜きにして、人生の再出発を望むことはできないのではないだろうか。

 

また、ひきこもりが社会問題化した背景には、戦後の教育現場から、生きる意味や愛、寛容、自助努力の精神などを教える宗教的価値観を抜き去ったところもあるだろう。人間の精神性を高める教育が不在となった結果、心の問題に悩む人が増えたと言える。

 

心の病を解決する宗教的なアプローチを通して、苦しむ人々の心に寄り添う支援体制が求められている。

(竹内光風)

 

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2005年11月号 大人の「引きこもり」について(下)

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タグ: コロナ禍  ひきこもり  就労支援  自殺  NPO法人なでしこ会  宗教  自助努力  心に寄り添う  

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