【新型コロナ】武漢市に2秒で焼ける焼却炉が40台も入った謎【澁谷司──中国包囲網の現在地】

【新型コロナ】武漢市に2秒で焼ける焼却炉が40台も入った謎【澁谷司──中国包囲網の現在地】

 

《本記事のポイント》

  • 2大病院の患者たちはどこへ行った……
  • 死者が少ないなら、「秒速焼却炉」を40台も入れたのはなぜ?
  • 食糧危機にも見舞われる習近平政権!?

 

中国共産党は8日、新型コロナウィルスの発祥地・武漢市の封鎖を一時解除した。しかし、情報統制は依然続いており、内情はブラックボックスのままである。とはいえ、漏れ伝わってくる情報もある。本欄では、共産党政権が宣伝する「武漢での感染収束」を冷静に見るため、その一部を紹介したい。

 

 

統制に統制を重ね、「武漢収束」宣言

まず注目したいのは、事実上の「武漢での感染収束」宣言となった、習近平・国家主席の武漢入りだ。

 

これに先がけ、孫春蘭副首相が3月5日、武漢市入りした。しかし既報の通り、孫副首相は同市の一部住人に「すべて嘘だ」と罵声を浴びせられた。2日後、当局の報復によって、その一区画は人の出入りが完全にロックダウンされている。

 

"万全の態勢"の中で同10日、ようやく習主席が武漢市入りした。警備が厳しく、大名行列のような様相を呈した。住民らは公安に見張られ、習主席に声をかけることすらできなかった。なお、習主席に手を振っていたのは主に公安である。

 

各マンションの屋上には狙撃手がいて、習主席を厳重に守っていた。他方、警護にあたったSPの銃には、弾が込められていなかったという。主席が暗殺を恐れたためだろう。

 

薄氷を踏むようなギリギリの状況のなか、「収束宣言」は演出されたようだ。

 

 

2大病院の患者たちはどこへ行った……

共産党政権の"迅速"な感染対策を象徴したのが、1月下旬から突貫工事で建設された、雷神山医院(病院)と火神山医院(同)だ。その工事の様子は、大仰にもインターネットでライブ配信された。

 

この2つの病院は"野戦病院"と化し、どれほどの回復者が出たのか分からない。一部では「新型コロナ」感染者をただ死亡させるだけの場所となったとの指摘もある。

 

4月に入り、雷神山医院では多くの患者が"治癒・退院"し、大部分の病棟で患者がほぼゼロとなった。そこで、次々と病棟が閉鎖されている。そして習氏が武漢入りした4月10日、同医院では他省市(上海市と広東省)から招集された最後の支援医療チーム約200人が撤退した。

 

新型コロナがそう簡単に治癒しないことは、既知の通りだ。果たして、病院で何が起きていたのか……。

 

 

死者が少ないなら、「秒速焼却炉」を40台も入れたのはなぜ?

武漢市内の死者も、公式発表がさすがに上方修正され、3869人となった。しかしその数字も、実体からは大きくかけ離れているのではないか。

 

2月5日付本欄では、武漢市内の葬儀場のご遺体焼却から「新型コロナ」感染死亡者を推計した。市内の焼却炉がフル稼働していることなどを考慮に入れ、1月25日から2月1日の1週間だけで、約2000から3000のご遺体が焼却されているという結論を導いた。

 

それからすでに10週間以上が経つ。同じ焼却スピードを仮定すれば、少なくとも2万人から3万人の武漢市民が「新型コロナ」で亡くなったという推計もできる。

 

いや、実際の死者はそれをはるかに上回るかもしれない。

 

というのも、焼却炉がフル稼働し続けるどころか、武漢市内に移動式焼却炉40台が搬入されているのだ。同焼却炉は、上海交通大学環境科学与工程学院のチームが開発した。元々、使用済"医療廃棄物を処理"するためにつくられている。

 

焼却炉は標準のコンテナサイズとほぼ同じで、縦6メートル、横2.4メートル、高さが2.6メートルである。850度の高温で、ご遺体をたった2秒で焼却できるという。仮にこの装置がフル稼働しているとすると、どれだけの人々が亡くなっているのだろうか……。

 

中国国内の独立系経済学者、「財経冷眼」(仮名)氏によれば、3月27日時点、武漢市の「新型コロナ」での死者数は5.9万人だと推計した。この数字は、上記の推計の約2倍である。

 

このように怪しい状況が続いていた武漢市は、8日に封鎖解除された。経済にあまり大きな影を落とさないようにするためである。そのため内外から、武漢市での「新型コロナ」第二波が危惧されている。

 

 

食糧危機にも見舞われる習近平政権!?

ところで中国では、多くの大都市・中型都市で、他地域への厳しい移動制限が行われている。

 

国家食糧貯蔵局によれば、4月4日時点で、大中都市には10~15日分の食糧が準備されているという。逆に言えば、2週間程度で大中都市の食糧が欠乏するということだ。そろそろ食糧が尽きる都市も出てくるのではないか。他市からの食糧調達も容易でないはずだ。

 

さらに、「サバクトビバッタ」が数千億匹、ないしは数兆匹も、インド・パキスタンの国境に到り、中国国内への侵入を窺っている。

 

習近平政権としては、「一難去ってまた一難」というところではないか。

 

アジア太平洋交流学会会長

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

 

 

【関連書籍】

『コロナ・パンデミックはどうなるか』

『コロナ・パンデミックはどうなるか』

大川隆法著 幸福の科学出版

 

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タグ: 澁谷司  中国包囲網の現在地  新型コロナウィルス  武漢  ロックダウン  焼却炉  葬儀場  封鎖解除  食糧危機  著名知識人  

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