判決を言い渡す民衆法廷の判事団たち。右から3人目が議長のジェフリー・ナイス卿。

英ロンドンにて2019年、中国で"良心の囚人"から臓器収奪が行われている問題についての民衆法廷の最終裁定が下されました。民衆法廷とはNGOや市民が設置する模擬法廷のことです。

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)

そして今年3月1日、約160ページに及ぶ「最終報告書」が発表されました。裁定の要旨の邦訳版も公開されました( http://jp.endtransplantabuse.org/ct-finaljudge/ )。

裁定要旨の冒頭では、「本法廷の判事団は全員一致をもって、全く疑いの余地なく、中国でかなりの期間、極めて多くの犠牲者に対して、強制臓器収奪が行われてきたことを確信する」と述べられています。