2019年11月号記事

business

増税で、切られる商品、売れる商品
御社はどっち!?

増税を「イノベーションのきっかけ」「商機」に変える6つのヒントを、経営の専門家に聞いた。

(編集部 馬場光太郎)

「前回の増税で、ジェルネイルを止めました。そんなことで目立つより、中身で勝負!清潔できちんとした感じを心がけています」

「増税したら、新聞・雑誌を止めます。ニュースはスマホで分かるから」

編集部に、こんな声が寄せられた。

10月1日からの消費増税で、顧客の財布の紐が締まることは言うまでもない。見逃せないのが「顧客のライフスタイルや価値観」「商品・サービスを見る目」までも変わることだ。

その流れの中で、商品によっては増税分の2%以上に"被害"が出るものもあるだろう。逆に人々の新しい嗜好に合致し、売り上げが伸びるものもあるだろう。自社の商品は、そのどちらだろうか?

増税を機に、表面的な対策ではなく、自社製品の「強み」を見直すヒントを専門家に聞いてみた。

次ページからのポイント

経営コンサルタント 小宮 一慶氏インタビュー

女性マーケティングの専門家 日野 佳恵子氏インタビュー