韓国の文在寅大統領が、2018年の平昌五輪で北朝鮮との南北合同チームの結成などを進めるなどの考えを示しています。「合同チームの結成」は、文化体育観光相の都鐘煥(ト・ジョンファン)氏が言及していたもので、南北統一を目指し「スポーツ交流」を目指す文政権の方針を具体化するものとみられます。

文氏は韓国中部で開催中の世界テコンドー選手権大会の開会式で行った演説の中で、「初めて南北統一チームを結成し、最高の成績を収めた1991年世界卓球選手権と、世界青少年サッカー大会の栄光を平昌五輪でもう一度見たい」「南北合同入場で世界の拍手喝采を受けた2000年シドニー五輪の感動を、もう一度感じたい」と語っています。