なぜ「中国のバブル崩壊が近い」と言われるの? - そもそも解説 3分で分かる「世界の政治・経済のなぜ」

2014.02.28

2014年4月号記事

そもそも解説

3分で分かる「世界の政治・経済のなぜ」

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テレビや新聞では連日のように、デモや紛争、経済などの国際ニュースが飛び交っている。何が問題になっているのか、理解したいと思いながらも、調べるのが大変だったり、よく分からないままのものも多いのでは。こうした国際問題でよく話題になるものを選び、ポイントを理解できるよう、基礎知識や前提知識を整理してみた。

(編集部 近藤雅之、小川佳世子、山下格史、山本慧)

なぜ「中国のバブル崩壊が近い」と言われるの?

一党独裁下での中国経済の変遷

中国経済に関するニュースで、「バブルの崩壊が近い」というものが増えています。なぜそう言われるのか。これを理解するために、中国経済の成り立ちから振り返ってみましょう。

中国は1949年の建国当初、人口の9割が農民で、多くが飢餓に近い状態でした。そこで毛沢東率いる共産党政権は、地主や資本家などのお金持ちから土地や財産を奪って、農民に分け与えます。

しかし、土地や家畜、農機具や食堂など様々なものを共有する「農業中心の自給自足型の経済」で実現したのは、「貧しさの平等」でした。自然災害などもあって、数千万人の餓死者が出ます。

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タグ: 中国  毛沢東  そもそも解説  バブル崩壊  一党独裁  鄧小平  シャドーバンキング  習近平  格差  2014年4月号記事 

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