ドキュメンタリー映画「尖閣ロック」 園田映人監督/プロデューサー インタビュー

2013.06.23

2013年8月号記事

リバティWeb シネマレビュー

「尖閣ロック」

自分の国は、自分で守る

【公開日】
6月22日(土)よりオーディトリウム渋谷ほかロードショー
【配給等】
2013年日本 製作/SOUL DRAMA PRODUCTION
【スタッフ】
企画・制作・監督/園田映人
【キャスト】
出演/TOKMA(トクマ)、福沢峰洋
【サウンドトラック】
TOKMA『Get YourFreedom !!』
【公式サイト】
www.senkakurock.com/

園田映人監督・プロデューサー インタビュー

(そのだ・ひでと)

1970年、宮崎県生まれ。早稲田大学を卒業後、映像制作会社レイシェルスタジオを設立。一般企業のCMや教育ビデオ、プロモーションビデオ制作を行う。その傍ら、長編映画「JAZZ」、ドキュメンタリー映画「bloom」などの制作・監督を務める。

――魚釣島への上陸を考えたきっかけを教えてください。

トクマ(次ページ写真左)とは以前からお酒を飲む仲でした。香港人の活動家が上陸した昨年の夏ごろに、トクマが出すCDを聞いて、国防の歌、憂国の歌、愛国の歌ばかりだったので、「歌うなら意味のあるところで歌うべきだ」と言ったんです。ただ当時は、すでにトクマ自身も、私にそう言わせる雰囲気を漂わせていました。

――映画の見所は?

この映画は、一人の男が「自分のための人生」から、「自分を超えたもののために生きる人生」へと舵を切る姿を追ったものです。冒頭のシーンでおちゃらけるトクマと、上陸した後に、石垣港に帰ってきて報道陣からインタビューを受けているトクマの表情を比べてもらえれば、それがよく分かると思います。

――映画には描かれていない裏話を。

当初は、私も上陸する予定でした。漁船の船長さんには内緒で、福沢さん、トクマが飛び込み、その映像をおさえたところで、私が飛び込む準備をしていたら、異変に気づいた船長さんが、船をどんどん岸から離していったのです。

一生懸命「岸に戻してください」と訴えたんだけど、聞き入れてもらえませんでした。あとは、防水カメラを持って飛び込んだ2人が、ちゃんと映像を撮ってくれることを祈るような気持ちで待っていました。

「日本人の精神的な価値の素晴らしさ、ロマンについて思い出してほしい」

――監督としてこの映画に込めた思いを聞かせてください。

私自身は政治的な人間ではないし、右翼の活動家でもありません。でもやっぱり、「人に何かを伝えたい」という気持ちは持ち続けています。それが何かと言うと、「日本から発せられる精神的な価値」です。

去年、パレスチナとイスラエルに行き、そこでたくさんの人から日本の文化について質問されました。仕事で海外に行くと感じることがあります。それは、外国の人々が日本に最も求めているものが、高い技術力や経済力の輸出ではなく、日本から発せられる精神的な価値、真理であるということです。

尖閣諸島が日本の領土であることは言うまでもない。でも、それをこの映画であえて主張し、問題化し、声高に叫ぼうと思ったわけではありません。

映画を通じて伝えたかったことは、日本人の持つ精神的な価値の素晴らしさ、ロマンについてであり、それを日本人に思い出してほしいし、世界の人々にもお届けしたい、そういう思いです。

上演スケジュール

上映時間などの詳細は、下記の劇場にご確認ください。

  • 東京・オーディトリウム渋谷
    6/22(土)~7/5(金) tel.03-6809 -0538
  • 沖縄・桜坂劇場
    7/7(日)~12(金) tel.098 -860-9555
  • 大阪・シアターセブン
    7/20(土)~8/2(金) tel.06-4862-7733

「尖閣ロック」のイベント上映を企画してくださる方を全国から募集しています。 お問い合わせは、尖閣ロック製作委員会

senkaku@reicielstudio.com まで。


タグ: 2013年8月号記事  中国  映画  トクマ  園田映人  シネマレビュー  ザ・リバティweb  尖閣ロック 

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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