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イランがホルムズ海峡を封鎖するも、石油輸送量は「開戦前にほぼ回復」し、海峡を支配できていない実態が判明 ─ 逆にイランの石油収入は今月ゼロになる危機

2026.10.01

《ニュース》

欧州の調査会社ケプラーによると、イランが封鎖を主張しているホルムズ海峡を通過する原油と石油製品の流通量が先週、「開戦前の80%弱に回復した」といい、「イランがホルムズ海峡を支配できていない実態」が一斉に報道されています。

《詳細》

米軍の支援により、湾岸諸国はイランの目の前にあるホルムズ海峡を通過して、莫大な石油を運び出しています。ケプラーによれば、先週輸送された量は1日平均で1310万バレルに達し、開戦前の1710万バレルの80%弱に当たるといいます。

米CNNは9月30日に、ホルムズ海峡と迂回する分を合わせると「開戦前の98%にまで戻している」と伝え、「ケプラーの商品調査責任者、マット・スミス氏は『これほど大量の原油が海峡を通過していることを踏まえると、イランが海峡への影響力を失いつつあるのは明らかだ』と述べた」といいます。つまり、石油の流通量は事実上、正常値に戻りました。

対称的に、米軍の海上封鎖により、イランの原油収入は「10月中旬にはゼロになる」と予測されていると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが9月29日付日本語電子版で報じました。

同紙は、「イランが封鎖線の外側に蓄積していた原油の在庫は10月中旬までに底を突く可能性がある、とケプラーは推定している。これは、経済が制裁と戦争の重圧に苦しむ中、同国にとって重要な収入源が絶たれることになる。この変化は、世界のエネルギー供給を人質にすることで譲歩を引き出すイラン政府の能力を弱め、紛争を終結させる協議における同国の最も強力な交渉材料の一つを損なっている」と伝えています。

仮にイランが海峡を使わず、陸路で石油を輸送したとしても、1日に最大で運べる量は約4万バレルで、戦前の輸出量の50分の1程度しかカバーできないとみられています。

また、ドローン攻撃によって停止していたサウジアラビアの東西パイプラインも再稼働し、紅海沿岸の港からの積み出し作業を再開しました。これによりサウジアラビアは、代替ルートである紅海とホルムズ海峡を利用できるようになりました。

同時に、ホルムズ海峡を通るLNGの輸送量も増加していることが確認されています。

《どう見るか》

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タグ: 通行  在庫  ホルムズ海峡  封鎖  石油  制裁  イラン  原油収入  流通量 

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