発生確率80%の「南海トラフ」新被害想定が公表 一方で"科学の想定を外してくる"力への畏怖も必要

2025.04.01

発生確率80%の「南海トラフ」新被害想定が公表 一方で"科学の想定を外してくる"力への畏怖も必要発生確率80%の「南海トラフ」新被害想定が公表 一方で"科学の想定を外してくる"力への畏怖も必要

《ニュース》

「南海トラフ巨大地震」について、政府の中央防災会議の作業部会が約10年ぶりに新たな被害想定を公表し、各紙が一面で報じています。

《詳細》

南海トラフ地震の危険性は以前より警告されており、2003年に政府は東海、東南海、南海地震が連動した場合の被害想定を策定。しかし11年の東日本大震災で想定外の被害が出た反省に立って、14年に新たな被害想定がまとめられました。それから約10年が経ち、被害想定を左右する社会の状況も変化したことを受け、内閣府は被害想定の見直しに着手していました。

新想定は、最大クラスのマグニチュード9級の地震により、最大の被害が起きるケースで約29万8千人の死者が出るとシミュレーションしています。内訳は、建物の倒壊で約7万3千人、地震火災で約9千人、津波ではすぐ避難する人を20%と仮定して約21万5千人としました。

前回の想定時に比べ、住宅耐震化率が約10%、海岸堤防の整備が約25%増えた一方、地盤や地形のデータが高精度化したことで、津波による想定浸水範囲が3割増えました(深さ30センチ以上の津波を想定した場合)。前回想定では死者想定32万人という数字が波紋を呼びましたが、数字は大きく減少していないとして、各紙は防災対策の加速を訴えています。

《どう見るか》

続きは2ページ目へ(有料記事)


タグ: 津波  台風  被害想定  南海トラフ  唯物論  天災  防災  バラマキ  地震 
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら