イラン派による米軍基地攻撃で米兵3人死亡 アメリカは報復が難しく、中東での影響力低下が進む恐れ

2024.01.30

《ニュース》

親イラン派の武装組織が、ヨルダン北東部の米軍基地を無人機(ドローン)で攻撃し、米軍兵士3人が死亡しました。

《詳細》

攻撃があったのは27日夜で、シリアと国境を接するヨルダン北東部に駐留する米軍に対してドローン攻撃が行われ、3人が死亡したほか、少なくとも34人が負傷したといいます。イスラエル・ハマス戦争が勃発した2023年10月以降、親イラン勢力と見られる米軍への攻撃は150回以上に上りますが、死亡者が発生したのは今回が初めてです。

バイデン米大統領は28日の声明で、「シリアやイラクで活動する親イラン武装組織の攻撃だ」と非難。「我々が選んだ時期と方式でこの攻撃に責任あるすべての人々を処罰するということに疑いの余地はない」と、報復する考えを示しました。

その後29日、米国防総省のシン副報道官はホワイトハウスの見解として、親イラン武装組織「ヒズボラ」が攻撃した形跡が見られると明らかにし、イランがこうした勢力を装備や資金面で支援していると非難しました。

一方、イラン側は「米軍基地への攻撃とは何の関係もない」と表明し、攻撃への関与を否定しています。

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タグ: NATO  アメリカ  シリア  米軍  バイデン大統領  ヨルダン  イラン  戦争  イスラエル 

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