イギリスがウクライナに劣化ウラン弾を供与 国際人道法に反しかねない「非人道的兵器」をスルーするマスコミ

2023.03.24

英戦車のチャレンジャー2

《ニュース》

イギリスがウクライナに供与する主力戦車「チャレンジャー2」の弾薬の中に、戦車などの装甲を貫通させやすい「劣化ウラン弾」が含まれることについて、ロシアのプーチン大統領は、「(その使用が)現実になれば、ロシアはしかるべき対応をとらざるを得なくなる」と反発しています。

《詳細》

1991年の湾岸戦争で初めて使用され、イラク戦争などで大量に使用された劣化ウラン弾とはどのような兵器か。

「ウランは自然界で最も密度が高い物質で、極めて堅くて重いため、戦車の厚い装甲を破壊する砲弾や戦車の装甲などに利用されています。劣化ウラン弾が目標物に当たると爆発し、霧のようになった劣化ウランの細かい粒子が空中に飛散します。これを吸い込むと、化学的毒性により腎臓などを損傷するとともに癌などの放射線障害を引き起こします。また、土壌などに付着し、半永久的に環境汚染も引き起こします」(広島市ホームページ)とあり、戦車の装甲を容易に貫通する威力を持つ一方、環境汚染や人体への悪影響が懸念されている"いわくつき"の兵器です。

ロシアは「核の要素を備えた兵器だ」と主張し、英国防省は「核兵器とは関係がない」と反論しています。

《どう見るか》

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タグ: ロシア  ウクライナ  劣化ウラン弾  国際人道法  環境汚染    イギリス  湾岸戦争  戦車 

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