2022参院選 幸福実現党・釈量子党首 最後の訴え 「国家存続の危機」の中、この国を守り抜く
2022.07.09
参院選は9日、選挙戦最終日を迎えた。全国各地を遊説して回った幸福実現党の釈量子党首は、東京・銀座の数寄屋橋交差点で最後の訴えを行った。
以下、演説の全文を紹介する。
◆ ◆ ◆
ありがとうございます。数寄屋橋、ご通行中の皆様、そして、最終日、ご支援いただいてきた皆様、幸福実現党、党首の釈量子でございます。ありがとうございます。選挙戦の最後のマイク納め、この銀座・数寄屋橋を選ばせていただきました。
皆様、この日本にとって大切な大切な選挙でございました。この18日間、戦ってまいりましたが、まず皆様、残念な事件が昨日ございました。安倍元首相が凶弾に倒れ、そして、言論を封殺するという大変なテロ行為が起きました。私たち幸福実現党は、この暴挙に断固抗議するとともに、安倍前総理に、心からの冥福、お祈り申し上げたいと思います。
皆様、本当にこの日本にとって、今回の選挙、正直、ショックでございます。私、第一次安倍政権の時、真っ白なシャツを着た安倍首相が新橋の駅前で街頭演説をする姿、若いお姿、見たことを感銘をもって思い出しました。
私たち幸福実現党、党が立党する前は、応援していたこともございました。中でも日露の絆を深める、そして憲法改正の志を忘れることなく、安保法制の整備に、実現をされた、この安倍総理の功績、皆様、心から感謝申し上げたいと思います。
どうか、今回、私たち、最後の最後までこの言論戦を戦い抜かせていただきたいと思っております。ありがとうございます。
「この国を守り抜く」ために、日露友好の道を
さて今回、幸福実現党は「国家存続の危機」における選挙である、このような志で戦ってまいりました。いや、13年間、この「国家存続の危機」を迎え撃つための立党でございました。2009年、幸福の科学の総裁であった大川隆法総裁が、まさにこの国の政治を正すべく、幸福実現党を立党して13年。13年前は、「北朝鮮の危機」と言っただけで鼻で笑った方も多かったと思います。ところが今、そのような方はいません。そのような危機が今、目前に迫る中、私たち今回の選挙、この国を守るための政策、掲げさせていただいてまいりました。最後に、皆様に、私たちの政策をお訴えさせていただきます。よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
まず、この度の選挙、一つ目に大事なことは、この国を守り抜くということでございます。皆様、中国、そして北朝鮮に加えて、ロシアの脅威が迫っております。27回、プーチン大統領と首脳会談をしました安倍首相が昨日凶弾に倒れましたが、プーチン大統領はご遺族の方に弔意を表され、そして、この日本に対するメッセージの中に、私たち幸福実現党は、まだ、この日露の絆をもう一度結び直す必要、これを私たち幸福実現党、使命とさせていただきたいと感じました。
皆様、この中国と北朝鮮と、ロシアとは違います。このプーチン大統領の信仰心にかけて、私たち幸福実現党は、日露の友好の道を残そうと考えております。なぜならば、このウクライナの戦争の始まり、それはまさに北朝鮮と中国のような、専制国家の理由と違い、まさに領土的野心ではなく、このウクライナの中にいるロシア語をしゃべる方々、この方々の保護のため、安全保障の問題のためだったと、私たちも考えております。
ゆえに、このウクライナの戦争を一日も早くやめさせる方向で、この日本は舵を切るべきではないでしょうか。どうか、戦争を一日も(早く)やめさせたい、停戦の仲介、こちらに日本は進むべきだと私たちは考えております。
なぜならば、この戦争が長引けば長引くほど、この戦火は、次は核を持つ3つの国(中国、北朝鮮、ロシア)、さらに、次には、パキスタン、イランと、ハルマゲドンまでつないでいくような、このような脅威に結び付いてしまうからです。私たち幸福実現党は、全世界の平和のためにも、この戦争を一日も早く終わらせ、そして、ウクライナの方々がこれ以上亡くなるのを防ぎたいとも考えております。皆様、どうかこの方向で声を上げていきたいと思っております。ありがとうございます。
中国共産党の脅威に備え、憲法9条の改正を
同時に今、尖閣周辺、さらに台湾周辺で、中国の軍事演習が続いております。私たちこの日本がとるべき道は、主敵は中国、まさに中国共産党の脅威に備えることでございます。まず私たちは、台湾とのつながりをがっちりと結んでいきたいと思います。国と国との、皆様、基本法をつくろうではありませんか。そして台湾とのつながりの中で、台湾を守り切ることができたら、次は、香港、さらにウイグルと、私たちのこの「自由・民主・信仰」の波を逆流させ、あの専制国家の中国をも開放することができるのではないか、私たちはそのようにも思っております。
この国を守ることは、当たり前のことです。憲法9条の改正、これをしっかりと皆様と成し遂げてまいりたいと思います。根本的には9条の、この交戦権の否認、軍隊を持つ、この動きに対して、自前の国防軍を持ちたいと思います。いかがでしょう、皆様。
さらにこの国を守るためには、二度と核を落とさせないためには、自前の核保有、さらに原子力潜水艦の保持、さらに私たち、この日本を守るための足の長いミサイルの開発、さらにサイバー攻撃への対処と、さまざまなことをしていく必要があります。
しかし、国を守る一番大事なものは、武器そのものではありません。この国を守る愛国心、まさにこの国が尊いと思う心、これこそがこの日本の最大の強みではないでしょうか。私たちは自虐史観を乗り越え、この国を守っていきたいと考えております。
バラマキをやめ、「小さな政府」を目指す唯一の政党
そして、この国を守るためにも、経済の問題も喫緊の課題です。1200兆円の財政赤字、これを皆様どうお考えになりますでしょうか。私たち幸福実現党は、この1200兆円、30年間で増え続けた財政赤字、この責任はまさに自公政権にあると考えております。
この日本にとって、選挙のたびのバラマキ、今回もそうでした。「金で票を買う」、まさに天道廃絶、このバラマキ合戦を、私たちは最悪の経済政策だと考えております。このようなことは、断じてやってはいけないことなんです。
私たち幸福実現党は、この経済に対して、2つの処方箋を持ってまいりました。1つは「減量」です。腐りきったこの国をスリム化して、「小さな政府」を目指そうではないか、これを訴える、幸福実現党たった一つの政党でございます。徹底して、このバラマキに対して、「No」と言う。
さらに、政府の無駄遣いに対して、私たちは口うるさくストップをかけてまいりたいと思います。私たち幸福実現党は、この減量の次に、「減税」を行っていきたいと考えております。なぜならば、この減量だけではなく、次に、民間の力を引き出していきたいと考えるからなんです。
減税で、「働くのが喜び」という人が増える「勤勉革命」を実現したい
私たちは、岸田首相が考えているような、国家社会主義的な経済政策ではなく、豊かな方から奪い取って、働かない方に手厚い保護をするような不条理ではなく、まさに、働けば働くほど豊かになる、このような減税をしていきたいと考えているんです。
例えば、トランプ大統領が大成功した法人税の減税、10%台に下げていきたいと思います。そして、次には、皆様の所得税、累進性を緩和して、ロシアで成功したやり方です。10%、1億円稼いだ人も、1000万円の人も10%、働けば働くほど豊かになる、これを皆さんやった時には、「働くのが喜びだ」、そんな日本人で溢れます。これをもって私たちは「勤勉革命」と呼びたいと思います。この日本が、働くのが好きな日本人であふれかえる。そんな姿を実現していきたいと思っているんです。
なぜ私たちはこのような勤勉革命を提唱することができるのか。私たちは、この日本の限界が、まさに学問の限界でもあると知っているからです。マルクス経済学、さらにケインズ経済学。もう、時代遅れです。次に新しい経済学を、私たち幸福実現党、創立者である大川隆法総裁は考えております。
今回、「減量の経済学」として、皆様にお訴えしているこの経済は、日本の資本主義の原点である、二宮尊徳翁の考え方そのものでございます。経済と道徳を融合し、そしてこの日本が世界に冠たる国となるべく、もう一度、この経済の力を引き出そうではありませんか。
財政破たんの危機に対しては、政府の「減量」しか答えはない
皆様、このままでは確実に日本は倒産します。1200兆円の財政赤字だけではありません。昨年の税収67兆円、しかし、歳出、どのくらいお金を使う予算を組んでいるのか。143兆円です。皆様、税収が「身の丈」だとしたら、倍のお金を使う国、普通の企業だったらもう倒産です。この日本は、「自民党幕府」の倒産がもう、目の前に迫っております。
それだけではありません。皆様、気になっている年金、こちらも1年間で131兆円かかっております。さらに高齢化が進み、皆様なんと、2040年には、190兆円の社会保障給付費が必要であると言われています。これはウクライナの復興のために、ゼレンスキー大統領が世界に要求したのが100兆円。ウクライナの復興に100兆円必要だ。それなら、日本の社会給付190兆円、これ、戦争を何回もやっているようなお金、これを払い続けることなんかできないんですよ。
私たち幸福実現党は、もう見切っております。必ず、この国の財政は倒産します。その前に、やることがあるとすれば、皆さん、「減量」なんです。ここしか答えはないんです。これを言える先見性こそ、幸福実現党のまさに良心とも言うべきものであると私たちは考えております。
「脱炭素」「マイナンバー」による全体主義から日本を守る
私たち幸福実現党は、今回の選挙、この、国防と経済の危機を申し上げましたが、もう一つ、巨大な巨大な闇が、この日本を今覆おうとしております。それが全体主義の闇です。私たちは、この日本を自由の大国として護り抜いて行きたいと考えております。いかがでしょう。自由こそが、この日本の生き筋ではないでしょうか。
この数寄屋橋、私も何度も街頭演説させていただきました。昨年、その前と、コロナ禍で、この銀座周辺のお店、大量に潰れました。私たち幸福実現党は、この政府のコロナ対策で、営業の自由を取り上げるこの国に対して、少なくとも、「抵抗権」を行使する責任があると考えておりました。私たちはどうしても、この国の自由を守るために戦う使命があるんです。私たち幸福実現党しか、この全体主義と戦う政党はありません。ここからが正念場です。
まず、私たち幸福実現党は、この国の全体主義から守るために、脱炭素、「気候正義」の全体主義と戦います。CO2だけが犯人ではありません。このようなものに付き合っている国は次々と凋落をしていきます。私たち幸福実現党は、この日本は、脱炭素ときっぱり手を切るべきだと思っております。この脱炭素、中国の高笑いを呼ぶだけ。私たちは、この国の産業を守ろうではありませんか。
次に、脱炭素全体主義に続いて、また、大きな闇が迫ってきました。マイナンバーです。皆様、国民監視のシステムとして、今、デジタル庁が進めているマイナンバー、銀行口座と紐づけ、健康保険と紐づけています。これがどれほど恐ろしいことか、誰も分かっていません。次に来るのは資産課税だと私たちは考えています。なぜなら、誰がどのくらい貯金をしているかなんか、政府が知る権利なんか、どこにもないんですよ。
そもそも私有財産は自由の根源です。私たちは、このマイナンバーから、皆様の資産を守っていきたいと考えております。皆様、マイナンバー反対いたしましょう!
コロナ対策には「死生観」が必要
次にコロナ対策です。これも大変な全体主義です。皆様、先ほどの銀座のお店のママさん、実は、お会いした方が言っていました。私、ここで、「抵抗権がある」って言ったら、拍手喝采されたんです。しかしその方のお店、もう潰れてます。私たち幸福実現党は、このコロナ禍で、日本が北朝鮮みたいになるのをもう二度と見たくはございません。
皆様、第七波が迫ってまいりましたが、諦めましょう。これは一つの諦めが要るんです。この諦めは、仏教的に言えば諦観(ていかん)と言うべきものなんです。人間はこの世に生まれ、そしていずれ、全員あの世に還っていきます。そのような死生観を持った人でなければ、この、死と生を扱う、この疫病の問題、冷静な判断ができないんです。
私たち幸福実現党は、このコロナ全体主義に対して、「No」と言っております。具体的には、感染症の2類相当からインフルエンザ相当の5類に変えて、そして、皆様、ご親族が入院したり、あるいは老人ホームに入ったりして、それでもう終の別れ、さようならというような冷たいこの政策、これを撤回していきたいと思っております。「人の温もり」、これを取り戻したいと考えております。
このコロナ対策においては、非常に重要なところです。中国共産党の、コロナの責任、これ、私たちは徹底して追及してまいりたいと思っております。皆様、もう、全世界で5億人半、6億人近い方が感染しました。670、680万人の方が亡くなりました。この巨悪に対して、私たちは、追及の手を緩めることはならないと考えております。それがこれからのサル痘であるとか、さまざまなステルス性の高い生物兵器、これに対する抑止力になると考えているからです。
LGBTQの過度な保護には慎重になるべき
そして最後に、LGBTQの過度な保護に対して私たちは慎重であるべきだと訴えてまいりました。この声は、これからもっと大きくなると思います。
私たちは、全ての人々が仏性を持った仏の子であると信じております。しかしその仏性を持った仏の子は、男性に生まれ、そして女性に生まれたこの人生の修行の一環として、性別が与えられていると考えております。
皆様、LGBTQと言われる、この権利拡大の中で、さまざまな不条理が生まれております。次は、(父)親を1と言い、(母)親を2と言う。さらに今度は動物と結婚させるというのか。さらに、子供が次々と結婚前に、「自分は男性になりたいから」と言って、子宮と卵巣を取って、それで男になれるわけではないんです。長い人生の中で、自分の環境を愛し、また、それを抱きしめた時に、人生の意味を見出すことが出来るんです。私たち、これを訴えなければならないと思います。どうか、生まれた性で生き抜くことの尊さ、これを伝えていこうではありませんか。
「地球を見守る神」のもと、全ての人々の幸福を目指す戦い
以上、私たち幸福実現党は、今回の選挙、訴えてまいりましたことは、全て、私たちは精神的な主柱、つまり、神を信じ、仏を信じ、また、さまざまな宗教で信じる神様の名前は違えども、私たちは、この地球を見守る神がいることを強く信じております。その高度な宗教的な価値に照らすと、何が善で何が悪なのか、これを私たちは、ずっと訴え続けておりました。そしてこれからも訴えていくことになると思います。
私たち幸福実現党が今回訴えたことは、皆様方の心に届きましたでしょうか。今回私たちは、知識や情報ではなく、魂の訴えを続けていこうと考えておりました。それは、幸福の科学総裁である大川隆法総裁が、まさに神の声を聴きながら、また政治の指導をする、古代のメシアそのもの、また、東洋で言うところの仏陀そのものである。私たちはそのような、総裁がつくった政党の中で、この日本をどうやって導いていけるのか、どうやったら全ての人が幸福になるのか、これをずっと考え続けてまいりました。そしてこの幸福実現党の戦いは、はるかなる無限遠点まで続いてまいります。
どうか皆様、幸福実現党のような政党はもう二度と無いんです。どうか幸福実現党、幸福実現党に、皆様方のお力をお託し頂きますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。
二枚目の投票用紙には「幸福」、二枚目の投票用紙には「幸福」、そして、各地の選挙区で戦った仲間もいます。どうかご支援ください。本日は比例カーでございますので、「比例は幸福」しか言えませんけれども、何卒よろしくお願いいたします。
それでは、マイク納め、最後でございます。皆様、これからの日本を守り切るべく、最後の最後までご支援をよろしくお願いします。ありがとうございました。
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