フィンランド・スウェーデンがNATO加盟を申請 「ロシア憎し」の方向転換は国際情勢をより混沌化させる
2022.05.19
画像:Alexandros Michailidis / Shutterstock.com
《ニュース》
フィンランドとスウェーデンは18日、北大西洋条約機構(NATO)への加盟を申請しました。
《詳細》
両国のNATO大使は、ベルギーの首都ブリュッセルにあるNATO本部でストルテンベルグ事務総長と面会。同氏は「NATOにとって最も緊密なパートナーである両国の加盟によって、われわれの安全保障は強化されるだろう。加盟申請は歴史的な一歩だ」と歓迎しました。
もし実現すれば、NATO拡大は2020年3月の北マケドニア以来の加盟となり、加盟国数は32になります。
しかし両国の加盟には、NATOの加盟国すべての同意が必要です。このうちトルコは、テロ組織と見なしているクルド人武装組織を両国が支援しているなどして難色を示しています。
ストルテンベルグ氏は、NATOの拡大や結束の重要性については、すべての加盟国が一致しているとして、「NATOは、各国の安全保障上の問題に対応して、迅速に結論を出す」と強調しました。
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